法話「牛丼屋さんの時計について」

過去に行った法話の一部をご紹介します。

 今日、昇級試験に車で4人で会場に向かうとき、交差点にある牛丼屋「〇〇家」の上の時計を見たんだよね。そこでふと不思議に思ったんだけど、みんなはどうして店の屋根のところに大きな時計があると思う?

「そこを通る人に時間が分かるように」

「空港に行く人のため」

 うん、そうだね。そこを通る人たちのためにつけてくれたのはありがたいよね。これは社会貢献活動とでも言うべきものなのかもしれないね。でもこの牛丼屋さんはそのためだけに取り付けたのかな?牛丼屋さんにとってはお店の中に時計があれば済むわけだよね。

 実は私はあることに気づいたんだ。それはね、時計を見たらわかるんだけれど、時計を見ようとすれば必ずすぐそばにある牛丼屋さんの看板が目に入るんだよね。つまりあれは広報活動の一環でもあると思うんだ。すごく考えられた方法だよね。たとえその時牛丼屋さんに行かなかったとしても、看板を見ているうちに潜在意識の中で牛丼屋さんに行きたいなあって気持ちが生まれるかもしれないよね。

 今日話したいことは、「なんでだろう?」って関心を持つことが何をやる上でも大切なことじゃないのかなあってこと。そうすれば記憶にも残りやすいし、人生を楽しめるんじゃないのかな。

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