道院行事 | 大村三城道院

道院行事
Shorinji Kempo

地域清掃活動を行いました(宗道臣デー活動)

 令和7年5月10日(土)、道場周辺地域の清掃活動を行いました。5月12日は少林寺拳法の開祖宗道臣先生の命日。少林寺拳法グループでは「宗道臣デー」としてこの時期にいろんな社会貢献活動を実施しており、大村三城道院でも例年清掃活動を行っています。

 専有道場を建ててから始めているため、年1回10年以上実施していることになります。道場をスタートし、寺島公園周辺をゴミ拾い。今年は意外とゴミが少なかったようです。普段はゴミを見つけても汚いと言ってなかなか体が動かない子どもたちですが、ゴミ袋と火ばさみ、軍手を持って歩き始めると、ゲームのポイントを稼ぐかのようにゴミ探しに専念していました。取りにくい場所のゴミは30点、大きなゴミは50点などと言いながら、最後には僕は何点だったですか?などという言葉も聞かれました。何ごとも遊びと組み合わせると主体性、積極性が現れるものだなと勉強させられました。

 今は年1回の実施に限っていますが、活動場所を広げながら年数回実施したいと思っているところです。

 参加いただきました保護者さんにも感謝申し上げます。

 

 

令和7年4月度入門式を行いました

約1年ぶりとなる入門式

令和7年4月26日(土)大村三城道院において令和7年4月度の入門式を執り行いました。実に1年ぶりとなる新入門に参加者一同、嬉しいの一言。参加者全員が微笑ましい表情を浮かべていたのが印象的でした。

表白文奉読・・・

新入門のあおいくんは、同じ学校の友達もなく、まだ道場で仲のいいお友達と呼べる子もいない中で、とても心が繊細なため、人前でお話をすることが難しいようです。式に際して、あらかじめ表白文のここを読めるかな、とのいきなりの注文に目から光るものが・・・。でも声を震わせながら読みの練習を始めたあおいくん。お、これならいけそう!チャレンジしてもらおう、と本番でもお願いして読んでもらいました。本番も目を潤ませながら小さく震える声で、でもしっかりと最後まで読み通すことができました。また一つ課題をクリアしたことを同席したお母さんと一緒に喜びました。

導師法話「調和こそ少林寺拳法の目的」

法話では、次のような話をさせていただきました。

「ここにいる全員、今日と同じように入門式を行いましたね。入門にはそれぞれのきっかけがあったでしょう。見学に来たらみんなが楽しそうにしていたから。お兄ちゃんがやっていたから。お父さんやお母さんが勧めたから。かっこいいから。そこには、私も仲間に入って楽しみたい、強くかっこよくなりたい、親や兄弟から認められたいなど。何事も一生懸命に取り組めば、自分が気づいていないだけできっと何かしらの成果に結びついているもの。だから少林寺拳法にも一生懸命に取り組んでください。

さて、少林寺拳法の目的はしっかりした自分づくりと、人と協力して住みよい世の中をつくることにあるりますね。この道場は『自分を変える』ためのきっかけづくりの場所なんですよね。だから調和のとれた人になるためには人と協力することを道場でも学ばないといけないよね。さあ、みんなできているかな?例えば相手と組んで練習するときに、当たらない攻撃していないかな?届かないとか、相手に当たらない場所に攻撃したり。そうなると受ける練習をしている人はよけなくても済むわけだから、正しい技が学べないよね。実際に殴られたりしたときにそれで役に立つかな?あるいは腕をつかんでいるだけで何もしない人。人の手をつかんできて何もしない人がいたら、ただ気持ち悪い人だよね?なんでつかんでるの?みたいな。捕まれてるだけなら相手が危害を加え鵜用ともしていなければ何もしなくていいわけだし、そういう人に技をかけようとしても意外といつまでもまとわりついてきて技がかからなかったりするよね。でも相手がしっかりと握って引っ張ってきたり、ねじってきたりすれば守法をとれば相手の体勢を崩せるし、抜いたり倒したりもできる。あるいはつかんで攻撃する人が、『もう少しこうすると倒れそうだよ』なんて教えてあげられたら、かけるほうもすごくわかりやすくなるよね。そういう協力できるところが少林寺拳法の一番の特徴だよね。お互いにうまくなろうっていうところ。相手の取れにくいサーブをしたり、相手の体をファールぎりぎりで掴んだり、審判の見ていないところでアンフェアなことしていたり、勝つことだけに執着するとそういう良くない部分も競技スポーツには出てきたりするけれど、我々少林寺拳法では協力することを学べるよね。もちろん競技スポーツでもチームの仲間と協力する大切さは大事だけど個人スポーツではなかなかそうもいかないよね。だから修練の中でそういうことを身につけていくのってすごく大事だから、相手のことを思ってやっていこうね。まずはこの大村三城の仲間どうしからそういうものをつくっていこうよ」

開祖忌を執り行いました

5月12日開祖の命日の前日となる5月11日(土)に令和6年度の大村三城道院開祖忌法要を道院にて執り行いました。唱和のあと全員で献香を行い、開祖の遺徳を偲びつつ、もう一度自分たちが進むべき道について考えてみました。こうした儀式ができるのは道院あってのこと。人づくりと言って見ても、開祖がどのような思いから金剛禅総本山少林寺を開創されたのか考える機会は少ないですから、改めて開祖が1946年に中国から帰国し、1947年10月多度津町に5畳半道場を開くまでの経緯について簡単に説明しました。そして、みんなはお父さんやお母さんから支援してもらってここに通えていること、同じように我々指導者も一信徒としてお布施しながら修行や指導を行っていることを伝え、最近、自分としてよくなかった反省すべき行いを例に挙げ、どうすべきだったか一緒に考えながらあるべき姿へと変わっていけるよう修行していこうね、ということで締めくくりました。

 

宗道臣デー(奉仕活動)を行いました

開祖 宗道臣先生の命日である5月12日に因んで、令和6年5月11日(土)、道院周辺の清掃活動を行いました。例年どおり道場を出発し、寺島方面へ。民家周辺にはわずかなタバコの吸い殻しか見られませんでした。ご近所にきれいなお花が咲いていたのがとってもきれいでした。寺島公園では風で飛ばされたのでしょう、フェンスと庭木の間にたくさんのゴミが見つかりました。そして、寺島へ。海岸漂着ごみが・・・。また、以前から気づいていましたが、近くに住む野良猫に無責任な餌やりさんがいるようです。猫の数は減っている気がしますが、ところどころに放置された餌入れと思われる食品用の大きめのプラ容器や、市販の猫餌の袋が散らかっているほか、猫のフンも見られました。猫のため、地域の生活環境のためにも無責任な餌やりではなく、TNRなど責任ある行動につなげていただけたらと願うばかりです。最後は公園でパシャリ。今日もたくさんゴミが集まりました。途中ですれ違った住民の方々からも感謝されました。年に1回と言わず、実施回数を増やしていきたいと思います。参加してくれたみんな、きれいな町をありがとう。

 

2024年3月度入門式

2024年(令和6年)最初の入門式を3月7日(木)に行いました。今回の入門者は荒木だいち君の弟、小学2年生のしょうた君です。保育園の頃、体験で5回ほど来たことがありましたが、あれから2年経つとすっかり立派な少年に育っていました。すでに2月から修練に参加しているしょうた君ですが、とっても物覚えがよく、お兄ちゃんと同じように素直です。

導師法話では、次のような話をさせていただきました。

「ひとりひとりの入門の理由はそれぞれあると思うが、同じ金剛丸という船に乗ったからには、みんなで協力して同じ目的である、自他ともにしあわせな世の中(理想境)に向かって進もう。そして今日いちばんみんなに伝えたいことは、『自分を変えること、自分が変わることが大事なんだよ』ということです。なぜなら、みんなにはたくさんの可能性があるし、自分の可能性を信じてどんどん行動して自分を変えていってもらいたいんです。たとえば人前で声を出せない人は、まずここで気合を出すことで発声をできるように練習しよう。少林寺拳法の技術修練のことを「易筋行」と言います。体(筋)の使い方を変(易)えるという意味ですが、考え方を変えることも大事です。昨日の自分、今までの自分より”より良く変われる”よう一緒に修行していきましょう。少林寺拳法は、習字やそろばん、ピアノや英会話などのお稽古ごとではなく人生修行なのであって、道院はそんな修行の場なのです。これからも楽しく、そしてたくましく自分を変えていきましょう」

スモールステップで小さな成功体験を増やしながら自信を身につけ、行動力ある人になってもらえるよう我々指導者もサポートしてまいりたいと思います。しょうた君、入門おめでとう。一緒に楽しんでやっていきましょう。

 

令和6年新春法会を行いました

令和6年1月8日(月)、大村三城道院の新春法会を行いました。今回は大賀あいか拳士に門信徒代表挨拶をしてもらいました。去年の目標に対する反省と最高学年になる意気込みについて話してもらいました。皆勤賞はありませんでしたが、123日の参座日数に対して114日の参座をした拳士が2名あり、同一位として精勤賞を荒木だいち拳士と福田ゆうき拳士が受賞しました。第3位は松倉さとし拳士でした。

導師法話では、1月1日という年の始めから起きた能登半島地震、羽田空港での航空機事故からいつ何時こうした事故や災害が降りかかるか分からないこと、平安な毎日こそ幸福な日々であること、300人を超えるであろう死者の中、被災者に対する支援を道院としてもしたいことをお話しさせていただきました。そして我々が目指す人間像、勇気・行動力・正義感をもった人づくりから仲間づくり、そして自他共楽の平和な世の中をつくることが目的であること。半ばは自己の幸せを確保したうえで、半ばは他人のことも考えられる人間になれるよう、まずは自信がつくよう一生懸命修練に取り組もうという話をさせていただきました。

新春法会のあとは集合写真撮影後、恒例の書き初め、昼食会を行いました。昨年に引き続き、立派なお弁当にみんな幸せそうでした。保護者さん同士でもお話が進んていて嬉しく感じました。綿菓子機で綿菓子づくりや、ツイスター(指定された色の部分に体の一部を交互に載せていき、できなくなったら負けというゲーム)で子どもたちも楽しんでいたようです。

教典唱和

門信徒代表挨拶(あいかちゃん)

精勤賞(ゆうき君、だいち君)

導師法話

導師法話

 

書き初め

書き初め

瞑目合掌、いただきます

ゼリーはいかが?何味がいいかな?

ツイスターあそび

綿菓子づくり

 

達磨忌法要を行いました

 令和5年10月5日、達磨の命日である同日に大村三城道院にて達磨忌法要を執り行いました。なぜ本尊に達磨大師が祀られているのか、お釈迦様や開祖との関係は、などといった疑問について、今回は副道院長である陣内先生にも法話を行っていただきました。日頃からお釈迦さまは2,500年前、達磨大師は1,500年前という話をしていますが、大昔過ぎて子どもたちにはどうもピンと来ない様子。でもそんな達磨が10月5日に亡くなられたということを、より分かりやすく伝えられる、達磨大師の命日に法要を執り行うことができました。聞いてみると誰も葬儀に参加したことがないということで、焼香のやり方など説明しながら行いました。達磨に恥じない生き方、修練をやっていこうよ、参加者全員でそう決意した一日となりました。

 

令和5年度開祖忌法要

令和5年5月13日、開祖の命日5月7日に近い日程にて大村三城道院の開祖忌法要を執り行いました。

戦時中、悲惨な場面に直面し、トップに立つ人の質が重要だという真理を見出した開祖という方がどんな方なのか、実際の開祖がお話しされている動画をネット検索して見てみました。

開祖の声ってどんな感じ?話し方って?どんな表情で話すの?そうしたことを肌で感じてもらいたいと、今回はモニター上映しました。

 

令和5年4月度入門式を行いました!

令和5年4月8日(土)、大村三城道院において4月度の入門式を行いました。今回の入門者は3人です。

久しぶり一般拳士の入門者である下野さんはなんと御年64歳にしての手習い。話を聞くと学生時代から少林寺拳法に憧れを持ち続け、ようやく一歩踏み出されたそうです。だから少林寺拳法の教えや特徴も十分理解されたうえで入門されたすごく希少な方です。しかも縁あってここ大村三城道院を選んでいただきました。なんと毎回1時間かけて参座されてます。一方、もう2人は小学5年生さとしくんとゆうまくん。二人とも共通の知人の紹介で今回入門することとなりました。3人には緑の輪袈裟を身につけていただきました。

導師法話では、この縁を大切にしたいことから、森信三先生の『人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。』を紹介しました。

そしてネットで森信三先生のお言葉を検索しようと「おそすぎないうちに」と入力したところ、東日本大震災後に作られたこの曲に触れ、歌詞に感激したことから、この歌詞をみんなで確認しながら、今日という日が当たり前のようで実はそうとは限らないこと、だからこそ今を大事に生き、伝えたい言葉はしっかり伝えていこうということを紹介しました。最後にこの曲を聞きながら歌詞を味わいました。みんな感動していたようです。よろしければこの曲を一度聞いてみてください。大変素敵な曲ですよ。

 

     「 おそすぎないうちに 」 

             作詞・作曲 中山真理

なくしてしまってから その大切さに気づいて
悔やんだり 悲しんだりしても遅すぎるよ

もしかしたら 一番この世で大切なものは
ふだんあまり身近すぎて 気にもとめていないかも

今あるすべてのものは 当たり前なんかじゃなく
今あるすべてのものが 奇跡的にあるとしたら
君はどうやってそれを守るだろう

おそすぎないうちに まにあう今のうちに
できるかぎりのことをしよう
生まれてこられた お礼に

なくしてしまってから そのあたたかさに気づいて
悔やんだり 悲しんだりしても遅すぎるよ

もしかしたら 一番この世で大切な人は
当たり前と決めつけてて いると疑わないかも

生きているすべての人は なんとなくなんかじゃなく
生きているすべての人が ぎりぎり生きているとしたら
君はどうやってそれを愛すだろう

おそすぎないうちに まにあう今のうちに
できるかぎりのことをしよう
生まれてこられた お礼に

令和5年新春法会を行いました

令和5年1月8日(日)大村三城道院において令和5年の新春法会を行いました。

昨年は、「withコロナ」として活動を再開しつつも、第6~7波の感染拡大時期には修練をお休みにすることもありましたが、幸い道場での発生はない状態で修練を続けることができました。まだまだマスクは離せませんが、だからと言って修行は欠かせませんので、これからも気をつけながら自己確立に努めていきたいものですね。

さて、新春法会では教典唱和のあと、門信徒代表挨拶として6年生の「はやと君」に挨拶をしてもらいました。昨年立てた目標がうまく達成できなかった反省を元に、今年は初段受験と中学進学後の勉強、部活動の両立を宣言してくれました。

表彰では、残念ながら皆勤賞はいませんでしたが、精勤賞として第1位「けい君」、第2位「だいち君」が表彰されました。2人は、総参座日数113日のうち、99日、96日の参座でした。大変すばらしい!また、入門後6カ月しか経たないのに、65日も参座した「ゆうき君」には特別賞を授与しました。受賞者にはミニ賞状と、気持ちばかりの副賞をお渡ししました。(よく頑張った!!)

導師法話では、大村三城道院の名前の由来、20年が経過したこと、今年の大村三城道院の目標についてお話ししました。まずはここにいる一人一人のやる気と満足度を高め、ここから自他共楽を築いていきたいものです。

奉納演武は、今年、初段受験予定の6年生「はやと君」と5年生「まさひろ君」に演武してもらいました。キレのある演武で、場をキリっと引き締めてくれました。

そして閉式となるはずでしたが、司会の陣内先生からプログラムにはない進行があり、な、な、なんと・・・。わたくし道院長に、勤続10年の節目として保護者等有志ご一同様から目録をいただきました。大変、驚くとともに、非常にうれしいサプライズでした。ありがとうございます!そしていただいたのは、七段以上もしくは六段の所属長が着けることができる「資格別特注帯(銀)+帯袋」でした。非常に高価ないただきものでした。感謝、感激であります!!

終了後は、みんなで記念撮影後、いつものように書き初めを行いました。個人個人、思い思いの言葉をしたためました。

いつもでしたらそのあと会食というところですが、本県もコロナウイルスが流行期であることから、お弁当を持ち帰っていただくこととして、90分で終了となりました。そのため、今年のお弁当はいつもの3倍の贅沢な仕出し弁当です。英気を養ってまた修練に励んでまいりましょう。今年もよろしくお願いします!

教典唱和

教典唱和

門信徒代表挨拶

精勤賞授与

導師法話

保護者のみなさま

奉納演武

小山はやと拳士 - 才津まさひろ拳士

書き初め

文字はひとりひとり自分で考えます

普段あまり声が出せていなかったので(^^♪

止め、跳ねをしっかりと書いてます。

私も大きな声を出すことから(^^♪

成長という字も少しずつ成長してるかな!?

サプライズいただきました。感激です!!

帯を頂戴しました。ありがとうございます!

豪華な仕出し弁当!おいしかった。

今年はこの目標でみんなで頑張っていきましょう!