道院行事
Shorinji Kempo

2022年6月度の入門式を行いました

令和4年7月2日、大村三城道院にて6月入門した2名の入門式を行いました。今回入門したのは、小学2年のまこちゃんと、小学4年のゆうきくんです。2人ともとても明るく、初めて道場を見学に来るや、「やりたい」との嬉しい言葉をくれました。保護者さんもとても好印象を持っていただいたようで、あれからもう1か月が経ってしまいました。その他の行事のために入門式が少しだけ遅くなったことをお詫びします。

入門式では、表白文奉読のあと、誓願文をゆうきくんに読んでもらいました。師弟盟杯では、コロナ対策として器を別々にしながら、ぶどうジュースをいただきました。果実ジュースが苦手というゆうきくんも、苦そうな顔をしながら喉の奥に流し込んでいました。

今回は、新入門の2人のほか、門下生3人も緑の輪袈裟を首にかけ、式に参加しました。じゃんけんで競って勝った3人でした。導師法話では、入門とは大村三城道院の門下になったということではなく、金剛禅門信徒になったということ、そしてここにいる門下生と同じく「ダルマの子」になったんだよ、というお話をしました。

(導師法話の要旨)

この世に大宇宙が生まれ、地球ができ、自分という存在があるのは、想像を超えた何らかの偉大なる不思議な力が働いている。その働きは、見ることはできなくても感じることができる。それを私たちはダーマと呼んでいる。そんな偉大な力の一部を我々の中にも宿していると考え、自分を変えよう、世の中を変えようと思って行動すれば必ず変わってくるんだよ、という可能性の話をしました。この世に同じ時代の同じ場所に縁を持って生かされている私たちは、その出会いも奇跡的であるから、一緒に協力しながら誰もがいいなと思う仲間づくり、社会づくりをして行ってもらいたいと思います。

 

 

令和4年新春法会を行いました

令和4年1月9日(日)、新春法会を行いました。

皆勤賞・精勤賞授与では、大知君が皆勤賞を、慧君が精勤賞を受賞しました。二人には副賞として図書券を進呈しました。

導師法話では、最近、身近な方々が亡くなっていくことを踏まえて、日頃からありがたいと思った時にはすぐにありがとうと伝えようではないかという話をしました。感謝されることはだれにとっても嬉しいこと。伝わっていると思っても思いのほか伝わっていないものです。ぜひ感じたら感謝を伝えようではないですか。

新春法会のあとは、恒例の書き初め。今年の目標に関係する文字を書き、気持ちを新たにしました。その後、道場の壁に掲示しています。

鏡開きでは、鏡餅を割って食べるのでしょうが、今回はお弁当を準備しての会食。2年ぶりに保護者とともに会食ができました。また、その時間を使ってくじ引きを行い、全員に道院から景品を授与しました。春から学年や学校が変わる子も多いことでしょうが、この道院は変わらずありますので、いつでも顔を出して、自分を取り戻す空間に使ってもらいたいと思います。

 

2021年11月度入門式を行いました

令和3年11月27日(土)、大村三城道院の11月度入門式を行いました。緑の輪袈裟を着用し、儀式要領に則って進めました。今回は、一般拳士として林田さんが仲間になりました。林田さんは9月に大村市スポーツ協会主催の初心者体験教室において、少林寺拳法の体験をされたことがきっかけで正式入門されました。60歳を過ぎてからの手習い。そのチャレンジ精神は、我々指導者にとっても励みになりますし、そうした新しいことへの関心を我々も忘れず学んでいきたいと改めて考えさせられました。導師法話では、入門の動機は人それぞれですが、自分の目的を思い出しながら頑張るとともに、少しずつ我々団体がめざす目的に近づいていけたらと話しました。そして何より楽しみながら、無理なく長く続けてもらいたいと話しました。これから自分だけでなく社会を少しでも変えていける、そんな生き方をして行きましょう。

また、今夏、めでたく結婚された林さんのお祝いをしました。道場から離れた場所での生活となり、なかなか参座できなくなったため、近くの道院を紹介しましたのでそちらで継続して頑張って、初段取得に邁進してもらいたいと思います。林さん、おめでとう!

達磨祭を行いました

 

 令和3年10月9日、大村三城道院にて達磨大師の遺徳を偲んで、達磨祭を執り行いました。達磨祭は金剛禅の四大儀式の一つで、達磨大師の命日とされる10月5日に近い日程で毎年行っています。初めて参加する拳士も複数いる中、達磨大師とはどんな方なのか、金剛禅の本尊とどういう関係があるのか、宗道臣先生との関係は、など基本的なことについて再確認を行いました。

 写真1枚目にもある、道場の左前の壁にかかった「葦の葉に乗った達磨大師」の像は、「梁」の武帝から逃れ、北の「魏」の国へ揚子江を渡る姿を表現したものとされているようです。ちなみに本尊とソーエンの間にある飾り皿の絵も達磨大師です。なんと当道院の正面には、額縁、本尊、飾り皿と、達磨大師が3体も飾られていました。

 面壁九年と言われる坐禅行のお姿が、手足も腐るほどにじっと身動きせず修行されたことから、この手足がない、赤いダルマさんになったんだよ、という話をしました。昔は各家庭に普通にあったダルマ落とし。今やあまり見かけなくなりましたね。でも子供たちはちゃんと知ってました!

 

2021年7月度入門式を行いました

7月30日の修練時間を使って、保護者が見守る厳粛な中、お姉ちゃんと弟、2名の入門式を行いました。

導師法話では、「それぞれがいろんな目的をもってこの道場で少林寺拳法の修練に励もうとしているかと思いますが、道場では少林寺拳法という技術修練を通して、自信を身に着け、理不尽な悪に立ち向かうだけの勇気と行動力を育て、社会の中でリーダーとなる人材を育て、社会をよりよく変えていく目的があります。そうなるために、まずは拳士として守るべき6つの心得を理解し、実行しましょう」という説明を行いました。参加した拳士に「6つの心得」について挙げてもらいながら、再確認をしました。

式終了後はいつものように盟杯に使用したぶどうジュースを分け合いながら、仲間になったことを文字どおり味わいながら、おいしいジュースに舌鼓をうっていたようです(笑)。