令和5年7月度入門式を行いました

令和5年7月20日、7月度の入門式を行いました。

今回の入門者は小学2年生のりゅうへい君です。

ある時、りゅうへい君のお母さんから直接電話があり、ネットで見たのですが少林寺拳法に興味があって一度見学したいんですが、とのことでした。いつでもどうぞという回答に、約1週間後、お父さんと一緒に道場に見学に来られました。見学に来たその日から、「やりたい」というりゅうへい君。

お父さんには、慌てずまた見学に来てください。ちょっとやってみてそれでもやりたいということであればそれからでも大丈夫です、とお答えしてそれから2回体験にやってきたりゅうへい君。やりたい気持ちが抑えられない様子。では、ということで入会方法を説明し、すぐに手続きを終え、一緒に道衣姿で修練が始まりました。

入門式では、みんなの前で自己紹介をしてもらいました。どうして少林寺拳法をやってみようと思ったのかな?という問いに対して、「いやなことをされたときに、いやだと言えるために強くなりたいから」と答えてくれたりゅうへい君。これまでこんなにしっかりした答えをしてくれた人はいませんでした。おまけに小学校2年生。これ以上ないという答えにびっくりしました。これから実現できるよう、一緒に頑張っていきましょう。

導師法話では、「一人一人の役目(立場)」ということについて話しました。人は場面場面でいろんな立場に立ちます。たとえば自宅では3人兄弟のお兄ちゃんであったり、学校へ行けば児童であり高学年になれば上級生、塾に行けば生徒、少林寺拳法の道場では見習い拳士など。その場面に応じた態度をとることが必要となります。そういう社会性をみんなは学校で学んでいるんです。そこをはき違えて、先生に対して友達のような口調や態度は良くないし、社会に出てから苦労することになります。(多様化した現代社会ではあまり細かく指摘しない、そんな部分もアイデンティティーとして捉えようという流れもありますが、不快に感じる人もあれば、それではうまく調和できない社会も多く存在します)みんなに総理大臣や代議士とかそんな人になってほしいなんて思っていません。社会に出て、みんなと協調して自分のことを表現でき、信頼される人づきあい、仲間づくりをしてほしいと願っているのです。

 

下の写真はおまけです。入門式を執り行うにあたって、みんなで場づくりをしてくれました。

 

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