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Shorinji Kempo

管長法話 >Vol.116 先行き不透明な時代を照らす自灯明・法灯明

合掌

11月に入りました。先月は本山で達磨祭が行われました。osawa各都道府県においても達磨祭をはじめ、金剛禅大会、易筋行大会等、各種行事が昨年以上に活発に行われております。また嬉しいことに、先々月本山に泊まり込みで行われた中堅道院長“鍛錬”特別合宿の参加者たちが自主的に集まって研鑽し合うなど、各地で動いてくださっています。
 さて、世の中に目を移しますと、先月末は衆議院議員総選挙が行われ、与野党の議席数が入れ替わり今後の国政が注目されています。また、今月はアメリカの大統領選が行われます。これら政治の動きは、国家間の関係だけでなく、景気変動や私たちの暮らしにまで影響が及びます。先行きが不透明な時代と言われて久しい現代、そして世の中が大きく変わろうとしている現在、時の流れは止まってはくれず、私たちは進み続けるしかありません。
 そのような時代を生きる私たちが頼りとすべきは、釈尊が教えられた、自らを拠り所とする自灯明、法(ダーマ)を拠り所とする法灯明の2つです。諸行無常、世の中は移ろいゆくのが当たり前。その世の中を生き抜いていくには、自分の周りの環境が変化していくのに振り回されることなく、自灯明と法灯明という燈火を持って生きていくことです。その燈火は修行によって明るくすることができます。
 人生は変化の連続であり、修行そのものです。そして修行はその人の人生を苦しめるためのものではなく、切り拓くためにあります。先行きが見えないことに対して不安で動けなくなるのではなく、修行により自灯明と法灯明を携え、自分を信じ、仲間と信頼し合って進んでいきましょう。
 秋になって朝晩冷え込むようになり、これから冬に向けて寒さが厳しくなっていきます。それでも心は温かく、思いは強く、前を向いてこの季節を共に乗り越えていきましょう。
合掌再拝

島原小教区公認研修会

10月6日(日)島原小教区公認講習会を実施しました。

      場 所  島原城南道院 

      研修内容 達磨祭法要 講義「教典」の意義 易筋行研修

      参加者  16名 長崎から今年も山田教区長他2名参加

 

午前9時より達磨祭法要を馬場小教区長が導師を務め10月5日の達磨の命日にちなみ、達磨の不撓不屈の精神と遺徳を偲び、今後も修行精進していくこと、そして私たち自身がこの活動を広げていく事を誓い達磨忌に想いを馳せました。

続いて講義「教典の意義」(法句経から見える金剛禅)講師は馬場小教区長。

レジュメに教典(狭義の基本書)として金剛禅教典と聖典(世界三大宗教)を対比させそれぞれの構成や説明、世界宗教の所以などを解説。日本仏教の成り立ち(大乗仏教)法句経第1品から26品までの中で第12品の自己(おのれ)158,159が金剛禅聖句に入っている意味を説明された。

10時半から正午まで技術研修会。担当者は飯塚道院長

テーマは「中心軸をやり取りする」「上虚下実を意識して腕や手の力に頼らない」           科目は龍王拳から龍華拳、龍華拳の変化技へとつなぐ。切抜、巻抜からの修練。

    

コミュニケーション能力を高めるために3分スピーチ

10月5日 (土)今回の登場は10月新入門者のH.聡大くん 礼儀正しく、修練時間前には参座して笑顔が爽やかな小学生です。

夏休みにお父さんと福岡のアスレチックに行きました。ボルタリングを登ったり、ポールを手と腕の力で渡ったりしました。高いところからジャンプする所では、鉄の棒を掴むことが難しくて、苦労しました。僕はなんとか成功したけど、お父さんは高いところが苦手なのでうまく行きませんでした。普段、このような体験はできないのでとても良い体験が出来て良かったです。またいつか挑戦したいと思います。

             

  

林拳士 四級試験合格授与式

2024年9月14日(土)鎮魂行の後に全員の前で林拳士の4級試験合格証を授与しました。

     

授与式が終わってから林拳士の修練に対する取り組みについて、常に修練が始まる20分前には道場に来て作務では気づいた事に対して必要に応じて対応をされ、少年拳士と一緒に作務を行いながらアドバイスをしたり気づきを与えてくれます。

少林寺拳法の修練を基本から丸ごと取り組み法話や学科ではしっかりメモをとり学ぶ姿勢には他の門下生の模範となります。

コミュニケーション能力を高めるために3分スピーチ

2024年9月14日(土)

今回の登場はM.樹拳士とM.彩華拳士のご姉弟。昨年11月入門。体験参加の時に礼儀作法がよく出来ていて鎮魂行の時の姿勢が二人とも見事でした。二人ともピアノを習っていて発表会の前には修練に参加できない事もありますが明るく素直なお二人です。

最初は、弟の樹くんです。

           

なつやすみにたのしかったのは、ハウステンボスにいったことです。プールにはいったらつめたかったです。レストランにいっておいしかったです。夜かんらんしゃにのってはなびをみました。はなびもきれいだったし、けしきもきれいでした。500円ガチャをしました。くまのぬいぐるみがかわいかったです。               

しゃてきでは、おしかったけれどたおすことができませんでした。いろはねえちゃんが当てていてとてもすごいなと思いました。もういっかいしようとしたけれど、しゃてきのみせがしまっていてできなかったのでつぎきたときは、ぜったいたおせるようにがんばりたいです。ブイアール(VR)ぎゃくバンジーはとてもスリルがあってこわかったけれどたのしかったです。かえるときにはねていました。

姉の彩華拳士 「2月期にがんばりたいことが3つあります」

              

一つめは、あいさつです。私の学校ではワンストップあいさつというものがあります。ワンストップあいさつは一どとまってあいさつをするものです。私は一学期のときは大きなあいさつだけでとまったりすることはできなかったし、一回とまってあいさつしたときに学校の先生たちにほめられてうれしかったのでワンストップあいさつをがんばろうとおもいました。

二つめは、理科です。私が好きな教科は算数と道とくだけどきらいな教科は理科です。理科はとくに植物の問題が苦手です。そのわけは、植物は一つの問題をまちがえたら他の問題もまちがえていることが多いからです。また、植物のテストがらい週あるのでそれにむけてがんばりたいです。それから植物だけじゃなくて実験やかんさつなどもがんばりたいです。

三つめは、しゅう字です。しゅう字も苦手で速くしたりしてしまうのでもう少しゆっくりかいてきれいにかけたらいいなと思います。しゅう字はえんぴつちがって筆なのできちんとかかないといけないし、ふとさもきにしてかかないといけないのでそこもがんばりたいと思います。

 

集中力と記憶力を高めるための速音読訓練

8月31日(土)8月最後の修練日、3分スピーチを繰り返すことでコミュニュケーション能力を高める手段として人前で話す訓練を通して自分が考えている事を堂々と表現できることを行っているがそのために集中して文字を早く読み声に出して読むことで記憶力が高まることを斎藤孝著「楽しみながら1分で脳を鍛える速音読」の本を使用して定期的に行っている。

小学生と中学生以上に分けて記録を取ると1位の人との差が大きいことがよく分かる。目で読み言葉にして集中る能力は技術度とも関連しているようだ。そのために読書をするように指導している。

今回は「走れメロス3」を読みました。

     小学生 第一位 H.S拳士 1分19秒64 (遅い人と55秒差)

     一 般 第一位 S.J拳士  44秒     (遅い人と1分32秒25差)

     斎藤孝著「楽しみながら1分で脳を鍛える速音読」の本から

     ・頭の回転を速くしたい
     ・記憶力を高めたい
     ・テキパキ話せるようになりたい
     ・コミュニケーション能力を上げたい
     ・気分を爽快にしたい
     ・集中力を発揮したい

少林寺拳法はリーダーシップを取れる人を育てる事を目指している。社会人になってからでなく子どもの時から能力を育て「勇気」や「自信」を身に付け「指導能力を身に付けたリーダー」を島原城南道院では目指している。

       

      

コミュニケーション能力を高めるために3分スピーチ

今回のスピーチは親子で入門して3年目のお母さん拳士。現在5級で4級科目に取り組んでいます。     これまでは、子どもが5級と二人での修練のために昇級まで長い時間がかかっています。

今年初めから子どもの同級生が入門して6級拳士になったので二人で修練に取り組むようになり、最近では一般科目の修練に取り組めるようになりました。最近ではウオーミングアップも担当して学びながら指導者への道を歩まれています。

スピーチを行うのはU.久美拳士です。

最近あった悲しくてショックだったお話をしたいと思います。

家のリビングで使っているテレビなんですけど、東芝レグザの40インチを使っています。そのテレビはアナログ放送から地デジに変わった時に買ったので約13年ぐらい使っていました。8月の初め頃から調子が悪くなって、突然電源が落ちるようになったのでそろそろ寿命かなと思って買い替えることにしました。

ネットで同じ東芝レグザの40インチが5万円以下で安いのがあったのでそれを8月11日に注文しました。お盆に入るから届くのが遅くなるかもと思ったんですけど8月14日には届いて、すぐ設置して見ることができました。最近のテレビはすごく薄くて画像も4Kでとてもキレイなので、買い替えて良かったね〜と家族で喜びました。新しいテレビを使い始めて5日目の8月18日に私が朝から買い物に行って帰って来たら、テレビが前の方に倒れていました。慌てて元に戻したら画面の真ん中に傷が入っていて恐る恐る電源を入れてみたら音声は普通に聞こえるけど画面は真っ黒で傷のような線がたくさん映っていました。

なんとか直らないかと色々やってみたんですけど直らなくて、約13年ぶりに買い替えたテレビがわずか5日で壊れてしまいました。テレビが倒れた原因は、うちは猫を飼っているので、たぶん猫がテレビの上に飛び乗ろうとして倒れたと思われます。

その後どうしたかというと、しばらく古いほうのテレビを使っていたんですけど、それも全く電源が入らなくなってしまったので、もう一度ネットで新たに注文しました。また転倒しないようにベルトのようなテレビ転倒防止グッズも買いました。

最近はテレビだけでなくタンスや家具などの転倒防止グッズも色々あるようなので、大きな地震等にも備えることが大切だと思いました。

島原小教区 宗道臣デー 手紙の製作

7月20日(土)20時〜

先日宗道臣デーでお世話になった島原消防署の皆さんへの手紙の製作をしました。

参加者全員が書いた手紙と感想を台紙に貼ってデコレーションしました。それぞれのセンスがきらりと光ってステキな仕上がりに🥰

感謝の気持ちが伝わりますように😊✉️

島原小教区 宗道臣デー

7月6日(土)19時〜

島原小教区の宗道臣デー活動を行いました。

今年は島原消防署において心肺蘇生法を受講し、その後署内と消防車両の見学をさせていただきました。拳士はじめ家族を含めて33名が参加。

まずは心肺蘇生法の手順の説明を受け、グループに分かれて実際に心臓マッサージやAEDの操作を体験しました。

5年前の宗道臣デーの活動でも島原消防署で心肺蘇生法を教えていただきましたが、当時から変わった部分もあり、またAED自体も進化していました。定期的に受講することの必要性を感じた人が多かったようです。

署内見学では緊急事態に備えて毎日鍛錬を重ねていらっしゃるトレーニングルームや、すぐに出動できるように個々に工夫されたロッカー室、消防車両、収納してあるすごい道具など丁寧に説明していただきました。また、装備や消防服を着用させていただきました✨

たくさんの学びを実践につなげ社会に役立てていきます💪

島原消防署の皆さんにはお忙しいなか分かりやすく楽しく丁寧にご説明いただきました。
日頃から24時間毎日私たちの生活を守ってくださっている消防署のみなさんに本当に感謝です。ありがとうございました。

 

※宗道臣デーとは、少林寺拳法創始者宗道臣の志を様々な形で実践する全国的な社会活動です。今回はスケジュールの都合上7月に開催しましたが、宗道臣の命日が5月12日ということから、毎年5月の1カ月間を「宗道臣デー」として、全国の拳士や保護者、関係者たちも一緒になって全国各地でそれぞれ活動しています。

YUINA拳士 大学進学に向けてのセレモニー

8月10日(土)、YUINA拳士の卒院式(送別会)を行いました。

2020年の4月に入門したYUINA拳士。弟が先に入門をしており、追いかけるように入門。

中学3年生という受験の年にも関わらず挑戦しました。

この春高校を卒業し、台湾の大学への進学に伴い道場から離れるとのことで開催しました。

各自好きなお菓子や飲み物を持ち寄ってテーブルを囲み、卒院式の始まりです。

 

まずはYUINA拳士からの挨拶とお礼から始まります。

「約4年間お世話になりました。最初は鎮魂行や法話など分からない事が多かったけれど、何度も聞いているうちに人生に必要な教えだと分かってきた。目標設定に向けて取り組めるように意識も行動も変わって来ました」とハキハキと自信に溢れた様子で語りました。

 

続いて飯塚久雄道院長、拳士会長の酒井拳士、保護者会長の佐々木さんからそれぞれ激励の言葉と餞別・記念品を贈りました。

 

 

どの方の話にも身体を真正面に向け、真剣なまなざしで聞いている姿がとても印象的でした。

 

激励の一言をいただいた後はお楽しみの談笑タイム。間で、卒院するYUINA拳士へ向けての応援動画を上映。

YUINA拳士が入門した時期はコロナ禍だったため前半はマスク姿が目立ちましたが、解禁と共に徐々に笑顔がたくさん映し出された感慨深い動画となりました。

 

最後に拳士と保護者で円になって正拳突きを行い、YUINA拳士との最後の修練を終えました。

 

式がお開きの後も皆名残惜しく、たくさんの拳士や保護者がYUINA拳士を囲って笑顔の写真を収めて最後の時間を共有していました。

  

 

国境は越えますが、明るい笑顔とたくましい精神力で充実した大学生活を送れるよう、島原から応援しています。