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Shorinji Kempo

開祖忌法要

5月11日(土)午後8時から開祖忌法要を行いました。この日に合わせて3月末に上五島へ転勤になった御厨拳士の要望でLINE動画にアクセスして当日参加できない拳士にも案内してはじめました。司会進行は福島和哉正拳士四段、少導師。導師は酒井仙次大拳士五段権中導師です。

      

教典唱和、表白文奉読、献香は高段者から順次行いました。導師法話では、

   

本日は師家・開祖宗道臣先生の命日である5月12日に開祖の遺徳を偲び、その偉業を称え感謝する行事です。開祖がなぜ少林寺拳法を創始し、金剛禅を開創なされたのか今一度確認しましょう。

開祖の「志」は少林寺拳法の創始の動機と目的に記されています。戦後の体験から生まれた「人づくり」への志。

リーダーの資質によって集団や社会の方向性を大きく変わるのであれば「真のリーダー育成」によって平和で豊かな社会を創ろうと思われました。私は生前の開祖のお姿をお目にかかることは叶いませんでしたが、開祖法話テープや開祖語録、また道院長のお話等でとても厳しい中に芯が強く暖かい方だったのだろうと想像しています。

開祖のお言葉に「金メッキで良い」ただし「簡単に剥げる金メッキでは駄目だぞ」とあります。自己修練を重ね簡単に剥げない金メッキは本当の「金」なのです。

開祖は時代に合わせ、またご自身の置かれた立場に応じて変化されて来られたとお聞きします。今現在世界情勢は本当に危機的状況にあります。このような時代だからこそ「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」という基本理念である金剛禅の教えが必要だと思います。

この開祖忌法要を機に縁で繋がった私たち門信徒一同改めて開祖の志を思い金剛禅の教えを身近な処から実践していきましょう。

奉納演武は高校2年生の佐々木えり夏、准拳士初段、少導師 インターハイ前の単独演武を気迫とスピードのある演武を披露していただいた。

 

コミュニケーション能力を高めるために「3分間スピーチ」

5月11日(土)人前で度胸を付ける訓練として「3分間スピーチ」を始めますよと、5月1日の修練日に話をしていたので、「誰かトップに3分間スピーチを行いますという人は手を挙げてください」というと5級のH,T拳士でした。

テーマ 「怪獣8号」

本日は,アニメの話で行ってみます。怪獣8号.皆さん見てますか?あれ?手が上がりませんね.土曜日夜11時頃,今日もやってますよ.私,アニメや漫画が大好きで,オンラインで沢山見ています.ファンタジーものの小説も毎日2~3時間使って読んでいます。

先日,道院長が「本を読んでいる人,手を挙げて」,と質問されたとき,内容が恥ずかしくて手を上げませんでした.獣8号ですけれど.数年前,原作が漫画で出たときは,興味を持たず読んでいませんでしたが,テレビアニメ放映が始まると聞いて,それなら名作に違いない,と,お試しで読んでみましたら面白くって.大人買いで全巻購入して一気に読んでしまいました.続きが少年ジャンプに連載されてますね.

現在第4話まで放映されていて,録画して,もう3回も繰り返して見ました.皆さんアニメを見るときは,内容を見て面白かった,とか言う見方をしておられるかもしれません.アニメを制作した会社とか見ていますか?怪獣8号はProduction I.G.と言う所です.絵や構成がとても綺麗です。他に、絵が綺麗なアニメ制作と言えば,ノイタミナというところもありますね。これらの制作会社だと,とても出来の良いアニメ映像と期待できます.そのほかのアニメ会社だと,韓国や中国へ下請け制作にだして,絵が曲がっていたり顔が変だったりと残念な出来のこともよくあります。

実は私,Production I.G.に電話をしたことがあるんですよ.Production I.G.が制作した他のアニメに,攻殻機動隊というものがあります.これは,2030年頃の日本を舞台とした,公安警察の話です。公安というのは,普通に犯罪者を逮捕するのではなく,テロリストなどを警戒する警察の部隊です。もうすぐ本当に2030年が来ますが,アニメの舞台では身体がサイボーグという機械化が進んでいる社会として描かれています.前の職場で,職員紹介の所で似顔絵や顔写真を載せるところに,この登場人物の絵を使いたいと思って.Production I.G.に問い合わせてみたんです。結局使うことはなかったのですが,職場内パンフレットのレベルでも,著作権があるものを使うときは注意が必要だね,と,事務部門の人との話があって,問い合わせたりしたのです.

皆様も,SNS等で写真を使われる折は,自分で撮影した写真とか,描いた絵なら自由に使って良いと思いますが,これからの世の中,著作権,というものには注意しておかれると良いかな,と思います.

話はどんどんそれてしまいましたが,今日は怪獣8号でお話しさせていただきました.ご清聴ありがとうございました。

阿羅漢会=感謝行を開催 日頃の感謝を発表する。

 4月27日(土)テーブルを用意し食卓準備、それぞれが持参してきた食べ物、飲み物を並べて午後8時から開催しました。

阿羅漢会=感謝行では日頃の感謝を発表することと、新春法会で発表した「私の目標」色紙にして道場の壁に並べて掲載している事が、目標だけにならないように進捗状況を発表する。

参加者は正面を向いて正座して阿羅漢会の式典は①献灯 ➁礼拝、食前の偈 ③阿羅藩会についての法話 ④あらはん会食、乾杯 ⑤褒章、発表 ⑥礼拝、食後の偈、和合の偈 ⑦閉会、片づけ

礼拝、食前の偈

褒賞 試験試験合格者 5級表彰

阿羅漢会についての法話

            

           

       

◇私が普段感謝していることはいつも朝からお母さんが冷凍食品を使わずに体のことを考えて手作りで作ってくれていることです。2024年の目標は週に5日筋トレをすることですがいまは部活終わりでへとへとになって帰ってきてそのあと家で筋トレをることができていません。これからも体としっかり会話して筋トレを無理にせずしっかりご飯を食べて体を大きくして筋トレできる日にしっかり筋トレをしようと思っています(M.W 3級 中学3年生)

◇職場で毎朝すごく気持ちよく「おはようございます!」と挨拶してくれる子がいて、毎日元気をもらっているので、とても感謝しています。私も周りを元気にする挨拶ができるよう日々特訓中です。また、目標の途中経過ですが、僧階レポートの提出が全部で5本のうち2本終了しています。今、作成途中の1本は、土台はできているので、形を整える作業を残すところです。残りのレポートについても予定どおり年内に仕上げたいと思います。(F.K四段)

◇生活で感謝を感じること.妻が食事など出してくれたり,色んなことをしてくれたとき,「ん」とか「あぁ」とか答えていました.少林寺拳法の法話で,感謝は言葉で,と言われたことに後押しされ,色んな場面で「ありがとぅ」と言葉を出来るだけ出すように努めています.長年言ってこなかった言葉を急に言い始めるのはなかなかタイミングなど難しいものですが,出来るだけありがとうというように心がけています.

 休日などに,外食しようと誘われても,「痩せたら行くね」と言ってめったに外食には行きませんでしたが,最近では,少林寺拳法で定期的にしっかり運動をしていますから,「買い物の時間を早めて,帰りにどこかに食べに行こう」と,自分から言ったりして,頻繁に外食に行くようになりました.

 少林寺拳法の修行が終わって帰るとき,T拳士親子と一緒に駐車場まで歩くことがよくあるんですが,駐車場で,技のちょっとしたコツを話してくれて,道院長と違った切り口で説明をしてくれて,理解が深まったり疑問が解けたりして,楽しく感じます.T拳士,いつもありがとうございます.

目標達成度の経過報告                                 目標曼荼羅に書いたことは,健康と長生きをするために健康体重62キロを達成する,というものでした.7ヶ月が経過して,もうとっくに達成できるころと思っておりましたが,体重は全く減りません.そこで,目標を「体重」の部分から,「健康で長生き」,の方へと重心を移して,「健康になるよう頑張ろう」と方向転換を致しました.

 正月に書いた色紙には,「よろけない体幹を作る」という言葉を書きました.昨年までは,靴を履くときに,玄関の20cmの段差を,体重を支えきれずドスンと落ちるように降りていました.今では,体重を支えつつ片足をゆっくり靴まで降ろすことが出来るようになりました.この目的のために,ひざに負担のかからないスクワット50回を週に2回,必ず実施するようにしています.結果が出て励みになっています.これからも健康増進に向けて鍛錬したいと思います(H.T5級)

◇いつも学校の友達のおかげで学校生活が楽しくなっているから友だちに感謝しています。    目標は、まだクラスの半分も喋ったことがないので自分から積極的に話しかけて友だちを作りたいです。(S.J 初段 高校生)

◇5年生に進級してクラス替えがありました。環境が変わったので最初は緊張したけどまわりの皆が優しくしてくれたので新しいクラスにも先生にも少しずつ慣れてきました。優しくしてくれたまわりの皆に感謝したいです。

2024年の目標は「去年よりもっと大きな声を出せるように頑張る」です。まだ目標を達成できていないけど、県大会で信之介くんと組演武をするので大きな気合を出せるように頑張ります(U.K 5級 小学5年生)

◇私は林さんに5級の試験の稽古をたくさんしていただき、無事にに合格することができました。なので熱心にご指導していただいた林さんには大変感謝しています。林さんありがとうございます。

お陰で5級に合格するという2024年の目標の一つを達成することができました。もう一つの目標である断捨離と整理整頓も、ちょうど衣替えの時期なので、サイズが小さくなった子供服を処分したり少しずつ進めています。(U.K 5級)

◇私が感謝したいのはお父さんとお母さんです。いつも私が友達と遠くに遊びに行ったり、補習で学校の時も忙しいのに迎えに来てくれるからです。これを当たり前と思わず、感謝を忘れないようにしたいです。

<目標に対する今の現状>                               私の今年の目標は、大学受験に向けて成績をあげることです。私の学校の進学コースには、授業とは別に放課後8時までのパワーアップセミナーというのがあり、参加は希望制なので、私は今年から参加し大学受験を意識するようにしています。                    途中で挫折しないよう自習学習の時間も増やしていきたいです。(S.E初段 高校2年生)

◇私は高校を卒業して中国語とバイトの生活を送っています。中国語の塾費は安くはないですが、私の将来のために両親が支払ってくれています。バイトを通じてお金を稼ぐことが楽ではないと身にしみて理解できるようになり、より一層感謝の気持ちが強くなりました。中国語の授業は楽ではないですが、一緒に頑張る友達がいるため勉強を続けることができています。なので、友達にも感謝しています。(M.U 3級)

◇普段日常生活で両親に有り難うと言う言葉を言えずにいたので今回の阿羅漢会で父にありがとう言えたので良かったと思います。2024年の目標である「学」を目標にしていますが実技も学科も偏らずに学びたいと思います。(T.S 初段)

◇阿羅漢会のときにいつも、ありがとうと娘に言われてビックリしました。娘の二段試験のサポートしたいです。(T.H 三段)

法座 布薩会(反省行)を実施しました。

3月30日(土)午後8時から9時まで法座の一つである布薩会(反省行)を行いました。 

布薩会の儀式

「金剛禅門信徒の修行法」には修行を片寄せることなく易筋行を中心に外修(肉体)と内修(精神)日々の修練の節目に金剛禅門信徒の修行法である内修の消極的に分類されている「感謝行」「反省行」「持戒行」にも心を配り、調和のとれた修行を行うのに適した「法座」がある。
 阿羅漢会=「感謝行としての場」、布薩会=「反省行としての場」、法座=「修行内容の点検や行動目標設定などの場」が用意されている。布薩会としての反省行は、初期の仏教教団においても僧伽に所属する出家修行者が一ヶ月のうち二度、懺悔する時期が決まっていた。道院においても「布薩会=反省行」を不定期に実施することによって修行に向き合う人が真実の魂に触れ「良く整えし己れこそ」へと変わっていける。

今月の布薩会のテーマは各世代ごとに言葉を分かりやすく変えて実施しました。

小学生は「少林寺拳法に入門して自分が変わったこと」

中学生は「少林寺拳法の教えを実行している事」

高校生は「日々の暮らしの中に金剛禅をどのように実践しているか」 

一般拳士は「教典にある『良く整えし己こそ』をどのように自己を整えているのか」

布薩会式次第                                                                              ①開会 (座長)②着座 ③合掌礼拝 ④献香 ⑤礼拝詞(唱和)⑥聖句(座長) ⑦誓願(座長) ⑧法話又は信仰座談会 ⑨合掌礼拝 ⑩閉会(座長)                  

①の開会宣言から⑤の礼拝詞までは円座の位置で正面礼拝施設の方を向き着座で行う。⑥の聖句は座長が唱えるのに対し、一同は心の中でこれを唱和します。

聖句一ずつに対して、その内容を味わいながら、各自、前回の布薩会からそれまでの間に行った悪しきことを反省し、次の布薩会に至るまでに善きことを実践することを心に誓います。聖句一つずつに対してそれを行い、次に⑦の誓願についても同様に進め、一つずつ反省して行う。最後は互いに⑨の合掌礼をし、正面礼拝施設に向き直り合掌礼拝、閉経の偈を唱え、⑩座長の閉会宣言で終わります。何よりもそこに集うものの内面的な心の正常と統一が図られることが修行者にとって布薩会の大きな意義となります。

<小学生>

◇T.M拳士 白帯 1年生 入門して4か月 ぼくは体が柔らかくなった。少林寺拳法に来るのが楽しいです。

◇I.M拳士 4年生 入門して4か月 自然に姿勢が良くなったこと。靴を揃えられるようになったこと。体も柔らかくなりました。

◇S.N拳士 4年生 入門して3か月 少林寺拳法に入ってメリハリがつけられるようになった。遊ぶときは遊んで、やる時はやるや自分で目標を立てることができるようになった。

◇K.U拳士 5級 4年生 ぼくが少林寺拳法に入門して自分が変わったことは、少し自信がついたことです。それは、道場で少し気合や声を出せるようになったからです。4年生になって学校で出来るようになったこともたくさんあります。健康観察の返事や、日直の司会や号令や授業中の発表などです。こうやって出来るようになったのはいつも応援してくれる友達や先生や道場のみなさんのおかげです。4月から5年生になるのでもっとがんばっていきたいと思います。

<中学生>

◇J.S拳士 初段 脚下照顧を日頃から意識して生活し、学校の掃除を頑張ったり靴を綺麗に揃えられるようになった。

◇W.M拳士 3級 

私が少林寺拳法を通して学んだことは、あいさつをしたり感謝の気持ちを持つことです。例えば学校や地域で先生や地域の人に会った時に相手の目を見て挨拶をすることで、次に感謝の気持ちについては普段から親にしてもらっていることを当たり前と思わずにしっかりと親に感謝をして生活することです。これらを行うことで行う前と後で色々な物事に対しての考え方がよいほうこうに変わりました。以上が少林寺拳法を通して学んだことです。

   

 <高校生> 

◇U.M拳士 3級 私が少林寺拳法を通して学んだことは、感謝の心を表すということです。例えば、食事をする時の[いただきます][ごちそうさまでした]などです。私は少林寺拳法をするまで、このような言葉を家庭で発することには照れくささを感じ抵抗がありました。しかし、少林寺拳法の[礼]のように相手に対して感謝を表すことは大事だと考え家庭でも[いただきます][ごちそうさまでした]というようになりました。このような言葉は、食べ物の命に感謝することはもちろん、料理を作ってくれた母にも感謝を伝えることが出来ると思います。他にも、小さいことでも周りの人達に素直に[ありがとうございました]と言えるようになりました。少林寺拳法を通して身についた感謝の心を表すという気持ちをこれからも大事にしていきたいと思います。

◇E.S拳士 

自分の考えをしっかり持つが、自己中心的にならないように気をつけています。自分の目標を決めて、こつこつ努力するように心がけています。

<一般>

◇K.U拳士 6級 私がどのように自己を整えているのかは生活のリズムを崩さないために毎朝5時に起きて、夜は9時半過ぎには寝るようにしています。それは平日にだけでなく土日も同じように365日毎日実践しています。

それと毎日1階の全部屋に掃除機をかけることもしています。また少林寺拳法の教えで脚下照顧というのがあるので玄関の靴を並べることも気がけています。

他には毎日の生活の中で思い通りにいかないことや、仕事でも色々な嫌なことがありますが、できるだけイライラせずに心穏やかに過ごすということを心がけています。

◇T.H 拳士 5級 己を整える,の己とは,身体と精神の2面であると思います。それを「良く整えよ」と言うことをしっかり言葉にして言われたのは少林寺拳法が初めてかもしれません。

今,身体を整えるためにやっていること,それは「少林寺拳法」です。道場に来るたびに一杯汗をかいて身体を動かしています。期待したように体重は減らないのですが,長年困っていた腰痛が良くなってきています.じっとして居ても,寝ていても,仕事していても腰が疼く「自発痛」があって困っていたのですが,少林寺拳法に通うようになって,この自発痛がなくなってきました。

精神面を鍛えるために行っていることは,「少林寺拳法に通う」ということです.週に2回,道場が開かれるときは,休まずに通う.これは心理的に相当なプレッシャーとなっています.少林寺拳法を始めたとき,これはもう一生続けるものだなと思って入門しました.これを,気負いすぎて嫌になってしまわないように,怠け心でサボってしまわないように.朝起きて,ご飯を食べて仕事に出かける,と言うことを普通のこととして数十年続けてこられましたが,少林寺拳法に通う,ということも,このように自然なこととして出来るようになることを課題として,少林寺拳法に通うことは精神面の修行である,と,思って頑張っています。

◇S.T 拳士 初段 私は、毎日朝起きた時は、お仏壇と家族におはようと挨拶をした後神棚に!「今日も一日頑張るぞ」と自分に言い聞かせながら修練や仕事に行っています。そうする事で私自身の気持ちがリセットされ気持ちの切り替えになるので修練日でも仕事の時でも行きたくない気持ちになった時は、言い続けています。

◇H.T拳士  三段 私は洗面台を使ったら拭くようにしています。

◇M.F 拳士 三段 私の幸せは、人の役に立てるように考えて動き、それによってその人や周りの人が喜んでくれたり、幸せ空間になったり、少しでもいいので他人が生きやすくなってくれることです。しかし、それを行うためにはどうやったら役に立てるのかを考えられる健康な身心が必要であると痛感しています。つまり「自己確立」です。

そのために、まずは、動けるための健康な身体づくりのために、基本になる健康な食生活(食事・睡眠・運動)を送るように心掛けています。そして、自分の心を整えるために、意識して呼吸を深くする、日記を付けたり人の言葉(家族やSNS、書籍など)を聞いて自分を客観視して反省したり、新しい捉え方を取り入れて実践する。また、感謝の気持ちを忘れないように、こまめに感謝の気持ちを言葉にするように心掛けています。

「身体」と「心」、それぞれに心掛けて行動していることを上げましたが、この身体と心は決して別々ではなく密接に関わり合っているので、健康な身体と健全な心の確立のためにバランスを取りながら実践するのが大切だと思っています。

少林寺拳法は人づくりのための「行」であるので、これからも恐れない心で経験を積み、壁にぶつかっても折れないしなやかな心を身につけて自分を整え、成長していきたいと思います。

◇K.F 拳士 四段 

「良く整えし己」は、金剛禅の修行法をまるごと実践することだと理解しています。私は「優しい自分と厳しい自分の両立」と表現しています。具体的には、バランスのとれた食事と必要な休養をとることにより身体を整えて、自分を甘やかすことなく目の前のことに全力で取り組み、自分と周囲にしっかり感謝することです。

◇S.S 拳士 五段 自分自身を正しくコントロールし、自己の成長に必要とする教えや様々な経験を通じて心と身体両面を整えること、自分を律する大切さ。実際は職場においても特に感情のコントロールが難しいので、日々の社会生活で実践していくものと思います。 

教典の中の道訓は自身の行動指針になります。特に「双親に孝に」の教えが両親に対する孝行の実践の大切さを改めて気づかされた。

◇A.M拳士 六段 できていませんがやりたいのは何か予想しないことが起きたときに一度は動揺するかもしれませんが、早く平常心に戻ることです。

 

 

御厨道場長 上五島転勤のためにセレモニー

3月23日 午後8時から上五島(有川町)への転勤が決まり道院でセレモニーを行いました。最初に御厨拳士からあいさつがありました。

「島原城南道院へ転籍してから27年目を迎えようとしています。上五島って知っていますか? 子どもたちに聞くと何人か知ってる様子。五島の形を手で位置関係を示して伝える。 今までのように修練には来れないのですが、道院に在籍をお願いしていますのでこれからも月に1度とか来ますのでこれからもお願いします」と挨拶。

続いて飯塚道院長が「御厨さん、今回の移動先は上五島の有川町だそうですね。私も数年間、住んだ経験がありますが、食べ物は美味しいし、人情あふれる穏やかな人達が多く、住みやすい所です。

御厨さんが島原城南道院へ転籍されたのは、1997年11月と出ていますので27年目になります。常に前向きに修練に取り組み、本山研修会や武専に学び向上心旺盛で、後輩の指導に今も修練以外に諫早から出て来て意欲のある人の為に熱心に指導されています。

これまでにも、転勤が数回ありましたが、遠い所では「川棚」「佐世保」へ移動になった時にも、いつもと変わらず、当時は週3回の修練にも参座されていました。私も同じような経験がありますが、とてもじゃないですが、ここまでの精神力と行動力は並大抵のものではありません。

さすがに今回は遅くからでも通える場所ではありませんので、武専前日とかに来れるのを楽しみにしています。上五島には道院がありませんので自主練習と僧階資格の向上を目指して取り組んでください。起きた事は「必然」と捉え、前向きに日々を新たにお過ごしください」

この後、餞別をお渡ししました。

 

続いて、酒井拳士からは「常に道場の中心で大きな存在でした。その明るい笑顔と負けず嫌いで真っ直ぐな性格で皆んなを引っ張ってくれました。私個人的には27年前入門した2ヶ月後に転籍して来られてから一緒に修練させて頂きました。寂しくなりますが、上五島に行っても笑顔で頑張って下さいね😊  行ってらっしゃい🖐️と記念品を渡されました。

  

福島ご夫妻が心を込めて作成していただいたビデオ映像素晴らしかった。「情熱大陸」のテーマソングで始まりイベント、大会など記念に残る行事をたくさん放映してくれたので御厨拳士も感動で目頭が熱くなる。動画の中で拳士が一人ずつ、送る言葉を書いてメッセージを伝える場面もみんな心がこもっていました。動画を見ながら笑顔があふれ道場が感動空間でした。      レセプションの最後は全員で輪になって基本突きで盛り上がる。

 

   

第27回全国高等学校少林寺拳法選抜大会に出場する佐々木えり夏拳士の壮行会

第27回全国高等学校少林寺拳法選抜大会に出場する佐々木えり夏拳士の壮行会を3月9日(土)午後8時から実施しました。保護者も多数参列いただきました。

     はじめに飯塚道院長からの激励。少林寺拳法が「人づくりの行」である事に触れ、佐々木拳士が修練を通して自分の生き方を整えながらリーダーとして成長していく過程で後輩の指導や県連研修会にも毎月参加している事で自己の向上心を高める場としての大会は日々の修行の確認と、他支部との交流を高め、今後の修練の糧になる事を話をされました。

  

    続いて道院と拳士会からお祝いをお渡しした後、本人から壮行会へのお礼の言葉と大会への意気込みが熱く語られ自信に溢れていました。

 全員が見守るなか大会種目の単独演武種目を披露。練習成果を遺憾なく発揮しました。  

 

 

 

 

最後は全員が円陣を組み気持ちをこめて

 応援エール💪✨

 

積極的に動いて

どんどん成長しながら

どんどんチャレンジしていく

自分のことだけでなく

周りのためにも頑張っている

そんなえり夏拳士の姿に

周りの人は大きな影響を受けています😊

日頃の積み重ねが思うように発揮できますように

let’s enjoy!

5分間法話 ものまねタレントのコロッケさんから学ぶ

2024年3月2日 (土)鎮魂行の後、5分間法話を行いました。

今回のテーマは、ものまねタレント、コロッケさんの座右の銘(自分の心にとどめておき、自分の戒めや励ましにする言葉)

あ せるな

お こるな

い ばるな

く さるな

ま まけるな

「この言葉だけは覚えておきなさい。これを覚えておけば大丈夫だから」と母親が教えてくれた「あ、お、い、く、ま」の教えです。この5つの言葉は、その後の人生の様々な局面でコロッケさんに大きな力を与えます。

中学生になった頃から芸能界に強い憧れを抱くようにようになり、19歳で熊本から上京、その後、六本木のショーパブで、ものまねを披露しながら芸能界入りの機会を窺いますが、なかなかチャンスに恵まれませんでした。小さなアパートに住んで質屋通いを続けるコロッケさんを励まし続けたのが「あおいくま」の教えだったそうです。

コロッケさんの名を不動のものにしたのは1982年の「ものまね王座決定戦」での優勝。

 この時母親から言われた「これからたい(お前はまだまだこれからなんだよ)」という言葉はコロッケさんに一つの気づきを与えます。

(コロッケ)それまでの僕は「あおいくま」の言葉を他の誰かを対象として考えていました。

〇〇さんに対して怒るな。 〇〇さんに負けるな。 〇〇さんのに威張るな。

しかし、それはすべて他人ではなく、自分自身に向けての戒めの言葉であることに、ようやく気付くことが出来たんです。

「相手が1番、自分が2番」というコロッケさんの人生観はこのような中から生まれたのです。

私たちは少林寺拳法の修練を通して技を手段に楽しみながら生き方を学んでいます。玄関に入る時から靴を揃え、道場の入り口で合掌礼をして「こんばんは」と挨拶します。二人で技を行う時にも合掌礼から始め、「あなたからどうぞ」と相手を先に立てます。でも心から気持ちを込めて相手の目を見て、挨拶をしているでしょうか。形だけになってはいないでしょうか。相手のおかげで技が上達する事に感謝して取り組む姿は自ずと相手に思いが伝わります。

そして、コロッケさんのように自分を励まし自信をもてるような「座右の銘」を持ちましょう。

 

5分間法話 その時の出逢いが人生を根底から変えることがある よき出会いを

2024年2月24日(土曜日)鎮魂行の後に5分間法話を行いました。 

テーマは相田みつをさんの「その時の出逢いが、人生を根底から変えることがある。よき出逢いを」

当時、奈良県に住んでいて私(飯塚)は橿原市にある橿原神宮公園内にある武道場へ行った時の事を鮮明に覚えています。同じ職場の人と一緒に見学に行った時のことです。二人は先に入門していたので先生がまだ来ていないので上がって待つことにしました。すぐに先生が来られて友人が紹介してくれましたがその時先生から「道場の主が留守の時に無断で上がって待っというのは礼儀を知らない」と叱られました。

「申し訳ありません」と謝罪すると「分かったらよし、上がりなさい」と笑顔で迎えてくれました。この時の出逢いが今は亡き師匠の篠田金明先生です。

篠田先生との出逢いがなければ今の私の人生はなかったとはっきり言えます。

友人二人とも入門から53年間少林寺拳法のとりこになり、現在に至っています。人間を根底から動かすものは、理屈や理性や知識ではありません。人間としての自分自身の深い感動です。

若い、何も知らない私の人生に篠田先生との出逢いは感動を覚えたのです。この先生について行こう。体中で感動を覚えた瞬間でした。

先生の常に日々新たに取り組む姿や人生をたくましく生きる姿に夢中でついていき、少林寺拳法に取り組みました。

人間は人との出逢いに感受性を持ち、感動する気持ちを持ち続けたら人生を根底から変える出逢いがあります。良き出逢いを大切に。

5分間法話テーマ「そんか得か、人間のものさし うそかまことか仏様のものさし」

2024年2月28日 水曜日 鎮魂行の後、5分間法話

相田みつをさんの詩に「そんか得か、人間のものさし うそかまことか仏様のものさし」という言葉があります。

「ものさし」というのは基準になるものです。1年生の拳士に、ものさしってわかります?、わかるというようにうなずきます」私たちはそれぞれ一人ひとり違う自分のものさしを持っています。そのものさしを使っていろんな事を判断します。 しかし、そのものさしは自分にとってそれが損か得かという自己中心的な物差しだと相田さんはいいます。

損か得かで決め、あらゆるものを自分を中心にして決めているのが私たちです。相田みつをさんは仏様は、「うそ」か「まこと」か。仏さまは私たち人間とは違ったものさしを持っておられるというのです。

でも、仏様のものさしが「まこと」とはどういう意味でしょうか?中学三年生が手を挙げて「正しい」です。と答えました。そうです、正しいこと「真実」ということです。

真実というのは嘘や偽りでない本当のことという意味です。ある人に取ってはこうだけど、他の人にとっては違うものである。これは真実とはいえません。

真実というのは、いつでも、どこでもだれにとっても変わらないものでなければならないのです。仏さまは、ひっくり返ることのない、真実のものさしを持っておられるのです。

私たちも、自分に素直に嘘や偽りのない生き方をして真実のものさしを持ちましょう。

2月皆勤者 表彰

2024年2月28日 水曜日 2月最後の修練日に7時からの修練に参座して水曜日、土曜日合計8回皆勤した4名の拳士を全員の前で表彰しました。少年部新入門者が2名と一般拳士2名でした。

少年部は午後7時から8時30分まで。一般部(中学生以上)は午後7時から9時30分まで。