関連団体での活動報告
Shorinji Kempo

第27回全国高等学校少林寺拳法選抜大会に出場する佐々木えり夏拳士の壮行会

第27回全国高等学校少林寺拳法選抜大会に出場する佐々木えり夏拳士の壮行会を3月9日(土)午後8時から実施しました。保護者も多数参列いただきました。

     はじめに飯塚道院長からの激励。少林寺拳法が「人づくりの行」である事に触れ、佐々木拳士が修練を通して自分の生き方を整えながらリーダーとして成長していく過程で後輩の指導や県連研修会にも毎月参加している事で自己の向上心を高める場としての大会は日々の修行の確認と、他支部との交流を高め、今後の修練の糧になる事を話をされました。

  

    続いて道院と拳士会からお祝いをお渡しした後、本人から壮行会へのお礼の言葉と大会への意気込みが熱く語られ自信に溢れていました。

 全員が見守るなか大会種目の単独演武種目を披露。練習成果を遺憾なく発揮しました。  

 

 

 

 

最後は全員が円陣を組み気持ちをこめて

 応援エール💪✨

 

積極的に動いて

どんどん成長しながら

どんどんチャレンジしていく

自分のことだけでなく

周りのためにも頑張っている

そんなえり夏拳士の姿に

周りの人は大きな影響を受けています😊

日頃の積み重ねが思うように発揮できますように

let’s enjoy!

第 10回九州高等学校少林寺拳法選抜大会

 第10回九州高等学校少林寺拳法選抜大会                        

兼第27回全国高等学校少林寺拳法選抜大会ブロック予選会

開会式 令和5年12月16日 (土)13時~閉会式令和5年12月17日(日)13時50分

1日目 12月16日(日)予選会13時30分~16時15分

第27

長崎県選抜大会から出場した佐々木えり夏初段のコメント

「当日はすごく冷えていたうえに緊張していたので、思ったより動けなくて良い演武が出来なかったですが、今回の大会で気づいたこと、修正点などを3月の全国大会までになおして、全国大会では完璧な演武を行いたいです」

県民体育大会(五島市)&高校生選抜大会長崎県予選

11月12日(日)を五島市福江武道館において初の県民体育大会&高校生選抜大会長崎県予選を開催しました。

 

参加者は前日から高速船等を利用して県内各市町村から参集。

 大会開催にあたり、出場者へ「演武を全て撮影して審判員点数も含め今後の審判研修や、技術指導向上のために使用させていただきます。それ以外の使用には一切使用いたしません」と約束して大会を開催した。演武が全て終了してから全員集合していただき今回の大会で気づいた点を今後の技術向上のために指導しました。

 『単独演武』では、①中段の位置が高い。②運歩の歩幅が広すぎる。③相手を想定した動きがない。(例えば逆小手裏固で手の位置が床に近過ぎるなど)④天地拳第一系~第六系では法系から外れている(例えば天地拳第三系では振突、中段、廻蹴が中段の位置が10度や、45度、蹴りが回蹴りが直蹴等)

相手と正中線が向かずに肩も腰も開いて構えている

『組演武』では①相対で正中線に向き合っていない。②理にかなった動きがなく自分から飛んだり受け身を取っている。③技の作りと変化(基準線を作らず掛けている)④動きの中で間合いを意識してない。

『団体演武』では、①1構成の単演の後、全転換して相対になる時、相手の反応がない。(構えてまま、下受なし、運歩なし等)②八方目で団体演武を行っている感覚が乏しい。横の位置や目配りが相手だけに向いている。③技を合わせる意識が強いため手先だけで技を掛けているなど。

『高校生選抜大会』では、インターハイ予選で審査した時よりも浦先生方が武専開催時に中学生&高校生練習会を積み重ねられた成果が出ていると感じました。そのため最後に「長崎県連盟では武専に参加して道院、支部内だけでなく、県内拳士が多く集う場所に参加して交流を深め切磋琢磨してください」と締めくくりました。県民体育大会総合優勝は五島市でした。

 

11月度長崎武専 中学生&高校生練習会

  11月5日(日)大村市武道館において11月度長崎武専は、11月というのに蒸し暑く、汗びっしょりでした。

担当教員は坂口勝浩先生、全体講義1は金剛禅学習「金剛禅を生活に生かす」パワーポイントを使用しての内容は具体的で途中では出題プリントにも取り組む姿が見られ、非常に勉強になったとの声が聞かれた。

 先週土、日の地域社会武道指導者研修会に続いての武専なので参加者も少なく感じたが、坂口先生の基本相対演練で「さすが!」「素晴らしい」と拳士に声かけ、コーチングの「さ、し、す、せ、その法則」を活用されると一気に場が和み、笑顔溢れる空間になりました」しかめっ面よりいいですね。

 午後からの実技Ⅰ、は「指導者コース飯塚担当」いつもは一つの法系技について、崩しや、相反する動きの操作、投げのコツ等、技術向上に重点を置いて指導していますが、今回は法系名、布陣、体構、攻撃、防技、固め、当身と、技の名前と技が一致するように指導のポイントを置いて進めました。    

首締め攻撃方法や、肩、肘をロックするコツ等が難しそうだなと感じましたが、目を輝かして取り組む拳士を見ると将来が楽しみです。

実技Ⅱは、地区設定科目「剛法運用法」飯塚担当、動きの中での間合いにおいて、蹴上、蹴込が応用出来ることや、八方目で「後の先」や、「対の先」が頭で考えながらではなく、体が瞬時に反応出来る練習にも取り組む。多くの拳士から「楽しかった」「毎回運用法を取り入れましょう」との声が多かった。

 

武道館一階では中学生&高校生練習会が午後1時~3時まで浦先生他が指導されている。島原城南道院からは、佐々木えり夏、佐々木純(中学生)も毎週参加している。

武専終了後、長崎県教区主催(山田教区長)で「達磨祭法要」が執り行われた。

インタハイ 報告会

        インターハイ報告会        佐々木えり夏

インターハイに参加して笑顔で終れたので良かったと思います。自分が目指していた245点に1点足りなかったけど、内容的にいい演武が出来たので悔いがありません。

途中で秋篠宮様が来られ、女子組演武の時に見られてお付の方が競技の説明をされているのを見て、みんな緊張されているなと感じました。自分が競技を見て感動したのが女子団体演武の武雄高校の予選がすごくかっこよくて鳥肌が立ちました。                      

準決勝、決勝では予選ほどの演武が出来なかったようですが予選はほんとすごくて1位で通過していました。全体的に九州大会(熊本県)でも言われていましたが、男子よりも女子がキリッ!としてかっこよかったし、憧れだなと思ったし、来年もチャレンジして出場したいと思います。直さなければならない箇所もたくさんあったし、浦先生からもアドバイスを受けている部分を努力したいと思っています。これからもご指導どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

インターハイのお土産を道院のみなさんへたくさん持ってきていただき感謝です。

飯塚道院長からのコメント

長崎県のインターハイ予選、熊本県での九州大会、そして北海道でのインターハイ出場へと繋がったきっかけは、学校にも少林寺拳法クラブも無い、高校も4月に入学してすぐに先生へ「私は少林寺拳法でインターハイの出場をしたいんですけどいいでしょうか?」とダメで元々で(^.^)自分から尋ねたら「いいですよ。協力しますよ」と言っていただいた。そこから、今回のインターハイへのチャレンジが始まっているのです。

道場へ来た時に「先生インターハイへの出場を学校が許可してくれましたので出場します」というので、エー!と驚きでした。そこで考えたのが、期間が1か月ほどしかない中で、審判員が最も重視するのは技の正確度、動きのキレや冴えを細かい腰、股関節、膝が連動する動作を意識出来たら可能性がある。   

そのためには、技の構成や残身など大枠の部分を弟が毎年最優秀に輝いていたので先ずは一緒に練習しながらタイムや動きで気づいた箇所を直してもらうように頼むとすぐに全体の出来が良くなった。                                         自分が本気になって素直に取り組んだら指導の言葉は染み込むように吸収していくものだと改めて実感した。                                      とにかく、修練に来るたび自分で変わって行った。                     

継続は力というが、小学生から修練を続け、ある段階で急に成長曲線が上昇する事が起きるが自分から挑戦した事で長崎県予選会で最優秀を獲得し、九州大会での体験、北海道での全国大会での同じ少林寺拳法を修練している高校生の姿を目の当たりにしたのは青春の多感な時期に素晴らしい経験がこれからの人生に大きな財産となることだろう。

いつも、感心するのは競技だけの世界だけに没頭するのではなく、教えや仲間や道院の雰囲気が自分を育てていると言う。

金剛禅が求めている「人づくり」の道を歩んでいる。

 

 

第43回 少林寺拳法長崎県大会

少林寺拳法第43回長崎県大会が6月25日諫早市小野体育館において開催された。

参加者約300人が組演武、単独演武、団体演武 運用法に各コートでは熱戦が繰り広げられた。午前8時に大会審判員役員、8時30分には拳士・保護者が入場。

8時15分からサブアリーナで審判会議開催、県大会種目の中で世界大会と共通する内容について確認のために実演を交えての説明をした。

9時コート出場拳士集合                                                                   飯塚審判長から競技説明(ホームページに同タイトルで掲載)                                この後、各コート一斉に競技が開催された。

     

11時50分 全拳士整列・開会式リハーサルを行う。12時開会式 来賓入場はコートの中央から正面へ向かって先頭に高橋実行委員長を先頭に 大久保諫早市長 湊県会議員 渡辺諫早市少林寺拳法協会長 湊県連会長 才津県連理事長の順に入場した。

 開会宣言 を多良実行委員が行い、続いて国歌斉唱 鎮魂行を主座 大村西道院安永拳士 打棒五島スポ少松本拳士、早岐道院拳友会浦谷拳士が行った。

模範演武披露は諫早東道院拳友会栗林拳士―長崎矢上スポ少松林拳士が華麗な動きと突蹴を受けては投げ固め、連続技を極めた見事な模範演武を披露した。

湊浩二郎大会会長祝辞では「拳士の皆さんには、今後とも「人、人、人、すべては人の質にある」との開祖の理念を継承し て、日々の修練に励んでいただきたいと思っております。 終わりになりますが、本大会に参加される拳士の皆さんのご活躍を祈念するとともに、本大会開催に あたり、ご協力、ご尽力頂いた全ての関係者の方々に感謝の意を表します。」と述べられた。

    湊長崎県連盟会長               大久保諫早市長

来賓祝辞は大久保諫早市長からは開催市長としてのお礼を述べられ、「今後の少林寺拳法の発展を祈念します」と笑顔で挨拶をされた。

才津理事長挨拶 、来賓の紹介、主催者紹介、祝電披露に続き拳士宣誓は多良見道院拳友会の高橋侑叶拳士と川原夕和拳士が力強く大きな声で行った。

午後1時前から本選出場者がコートに整列して午後の部が開始された。                        主に単独演武、組演武、それに運用法種目が6コートで行われた。                             競技終了後、全員が整列して飯塚審判長の大会講評が行われた(同タイトル名でブログ掲載)  

続いて表彰式があり最優秀賞者から順に並び中学生までの入賞者には賞状とメダルが授与された。                                                                                                                                                                                                          

島原城南道院拳友会からの出場者

《組演武》

  • 男子マスターズA  酒井仙次,御厨文子組   最終週賞   世界大会出場
  • 女子護身技法有段  立光弘、立光沙都美組  最優秀賞
  • ファミリ(親子)  内田健斗‐内田久美

《単独演武》

  • 男子有段   福島和哉    最優秀賞  世界大会出場
  • 女子有段   佐々木えり夏  優秀賞
  • 女子級拳士  松本結菜    優秀賞
  • 中学有段   佐々木純    最優秀賞
  • 中学級拳士  松本和渉    優秀賞

      

長崎県大会 感想文

内田健斗

ぼくの目ひょうは、わざをする時に、気合を出すことでした。とてもきんちょうしたけど気合を出すことができました。とてもいれしかったし、自信もつきました。来年はもっと大きな気合が出せるようにがんばります。

内田久美

今回は去年に引き続き2回目の出場でした。前回は何もわからないままの出場でしたが、今回は会場の雰囲気や大会の流れがわかっている分、去年とは違う緊張感がありました。     あっという間に出番が終わりましたが、自分にできる精一杯のことはできたと思います。   健斗も去年は出せなかった気合を今年は出すことができたのでとてもよく頑張ったと思います。来年の県大会に向けて修練を頑張っていきたいと思います。 

 御厨文子

道場の出場者全員が自ら意欲的に課題を見つけてお互いに影響しあいながら頑張った、気持ちの盛り上がる大会でした。個人的には、今まで欠点指摘型だった自分が、ずっと笑顔でみんなを応援できたことが、今回の自分の大きな成長でした。                 コーチングを受講していることの効果の1つでもあると思います。飯塚先生、相方の酒井さんへの感謝はもちろん、修練や大会をとおして皆さんと一緒に成長させていただいていることに感謝しています。全国大会に向けて精一杯楽しみながら頑張りたいと思います。

 佐々木えり夏

個人的にはイメージ通りの演武ができましたが、自分が目標にしていた250点に達することが出来なかったのが悔しかったです。でも島原城南だけでも沢山の賞状が貰えて凄く嬉しかったです。

 佐々木純

今回の大会の目標は、最優秀賞をとることでした。修練をたくさん頑張り、当日はとても緊張しましたが、イメージ通りにやりきる事が出来ました。最優秀を取ることが出来て、とても嬉しかったです。

酒井仙次

今年の県大会は入場制限なしでの開催となり日常が帰って来たと感じました。今大会に向け、毎週金曜日に自主練習を重ね、より良い演武になるよう練習に取り組みました。日々成長していく中高生拳士には感動すら覚え、一緒に大会練習が出来た事嬉しく思います。私たちの大会当日の演武はまだまだでしたが、道場から参加した皆さんが良い結果となり自信に繋がったと感じました。今年は世界大会の年です。大会で納得出来るような演武が出来るように頑張ります。

松本結菜 

本文:合掌 私は、県大会の申込みをしたときに、「やるからには一生懸命練習して良い結果を残そう」と決めました。なので、今まで以上に道場ではもちろん、家でも練習を始めました。ある程度、形を覚えてきた時に自分の動画を撮って見てみると自分には迫力やキレがないと気付き、そこに気を付けて練習をしましたが、本番までに完成させることはできなかったです。原因は、日々の練習の時に私は技の土台となる基本に重きを置いていなかったからだと思います。しかし、先生や先輩方の指導のおかげで県大会では準優勝することが出来ました。

親身になって指導していただきありがとうございました。私にとって初めての県大会は、道場のみんなと一つの目標に向かっていくなど練習から本番まで良い経験になりました

福島和哉

道場の皆さんと県大会へ向けて一緒に取り組み、笑って終われたことが特に嬉しかったです。来年も同じように皆さんと笑顔で出場できればいいなと感じました。また、コートに立つ緊張感には慣れませんが、他道院の方から刺激をもらい、まだまだ続けていきたいなと思えた大会でした。道場の先生方、拳士の皆さん、大会スタッフの皆さん本当にありがとうございました。

立光沙都美

長崎県大会では、親子で女子護身の部に出場しました。普段の修練と自主練習を頑張ってきましたが、本番になると緊張してしまい技が上手に出来ずにいましたが、最後まで諦めずにできたのがよかったと思います。

立光弘

県大会では、娘と一緒に修練をして県大会一緒に出場出来て私なりに一生懸命頑張りましたが、娘からは「もう少し頑張りなさい」とはげましてもらいとても楽しい大会でした。

松本和渉           

私は中総体と試験などが重なり、練習にはあまりいけませんでしたが、その分一回一回の練習を大切にし、練習に励みました。時間がある時には、家で練習をして、分からなかったところは、先生に聞いたりしました。家で練習する時には、顔を上げて視線を自分の目の高さにまで上げることを意識しました。                             道場では視線の他にも、足の動きや足幅、そして家で大声を出すことが出来ない気合を、頑張って出しました。時には、大人の人たちからアドバイスをもらい、前の練習の時よりも上達していきました。そして、県大会本番では、予選は順調に通過することが出来ました。     その後、佐々木純君の結果を聞くと決勝戦で1位になったと知り、私も負けられないと思い決勝戦に挑みました。結果は2位でした。念願の1位には及ばず2位になりましたが、結果は悪くなかったのでうれしかったです。次の県大会では1位になれるようにがんばります。

インターハイ全国大会(北海道)壮行会

2023年7月15日(土)インターハイ全国大会へ出場する佐々木えり夏拳士の壮行会を 午後8時10分から島原城南道院で行った。  

インタハイで行う競技は女子単独演武の部に出場。道院のメンバーと体験参加で来ていた3名の人も一緒に見守り演武を披露した。        

    

気合と気迫あふれる中に相手を想定した演武が一段と良くなって風格が備わってきた来ました。

演武の後に全員が見守る中、道院、拳士会、島原市少林寺拳法協会(市体協)からお祝いが送られ祝福した。

 

引き続き、インタハイへ出場する今の気持ちを語る。                     

「来週の水曜日から北海道で行われるインターハイ全国大会で女子単独演武に出場してきます。 初めてのインターハイ出場に学校へ少林寺拳法で高総体で出場したいのですが、と伝えたときにクラブがないので無理といわれるのかと思っていたら「いいですよ」と言っていただきとてもうれしかったです。道院の先生や先輩にアドバイスをしていただいたおかげで行けることができるようになりました。九州大会(熊本県)へ行った時もレベルが違うと思ったけど、全国大会のレベルはもっと高いと思うけど、自分が目指す245点を目標に頑張りますので応援よろしくお願いします」

全員で「えり夏ちゃーん」「インターハイ」「せーのっ!ガンバレ!」

2023年 第43回長崎県大会 審判長講評

   2023年 第43回長崎県大会 審判長講評  飯塚久雄

早朝から皆様、長時間お疲れ様でした。

朝の挨拶で相手が演武をするときはしっかり見て、拍手をして下さいといいましたが、

姿勢も凛とした姿で、大きな拍手を送っているのを見て嬉しくなりました。

今年はコロナウイルス感染症が5月8日から「5類感染症」になりました事に伴い、保護者や観客の入場制限もなく開催されたことにやっと日常の景色が戻って来た事を実感しています。

 

本大会 のテーマは 「躍動」でした。

「躍動感を感じる人」とは、生き生きとしていて勢いのある人、またはそのような人が出している雰囲気を感じる人のことを指します。

拳士の皆さんはこの大会に向け 何度も何度も練習を繰り返し、練習してきたことと思います。

自分の力を十分に発揮できた人もいれば、思うように力を出せなかった方もいるかと思います。

 練習の時にうまく行ってたのに本番になると何故か上手く行かなかったり、練習もいろんな事情で多くできなかった人が入賞する事もあります。

人生の中の一部分だけ見れば、理不尽な事が多いのも事実ですが、長い人生の中で一つの事に小学校から中学校、高校へと継続して取り組んできた人がある時期を境に

急に上達することはよくあることです。

何も武道、やスポーツに限らず、どんな分野であってもコツコツと地道に努力を重ねてきた人に共通している成長曲線です。

 

「10年偉大なり、20年恐るべし、30年歴史になる」という有名な言葉があります。

それ程人間は一つの道に取り組むことが出来ないからです。

30年どころか、40年、50年と続いている人がみなさんの所属長の中には何人もいます。

少林寺拳法では、特に小学校から中学校に進学する時期に休んでしまう人が多いように思います。

「人づくり」を標榜している少林寺拳法だからこそ技だけでなく人格向上へとつながるこの道を保護者の皆様にはご理解頂ければ幸いです。

 

今大会は「組演武」13種目、「単独演武」10種目、団体演武3種目、運用法9種目

に分かれて各コートでは、まさに躍動感にあふれ、生き生きして気力や気勢、気力がみなぎっている演武が発表されていました。

私は各コートを回りながら、皆さんが競技に取り組む姿を見させてもらいましたが、どの種目でも全員が最後まで全力を出し切り、真剣にプレーしている姿がとても印象的でした。

長崎県連盟では「中学&高校合同練習会」を毎月大村市武道館を中心に行っていますので

是非参加して交流を深めて上達をして下さい。

詳しいことについては長崎県連盟ホームページに掲載しています。

 

最後になりましたが今大会の役員はじめ各審判員、所属長の先生方、今大会にご協力いただきました関係各位の皆様にお礼申し上げます。「

長崎県大会において最優秀賞を受賞された拳士は世界大会種目に該当している場合には

 

2023年少林寺拳法世界大会 in Tokyo Japan

10月7日(土)~8日(日)

会場 日本武道館

 

で行われる世界大会へ日本代表として出場権が与えられます。

2017年 8月にアメリカカリフォルニア州で行われてからコロナ禍のために6年ぶりに開催されます。

出場される拳士の皆様は10月まで余裕がありますので、にしっかり取り組んで上位入賞を目指してください。

 

 これを持ちまして審判員長講評とさせていただきます。

第43回 少林寺拳法長崎県大会 2023年6月25日

審判長挨拶

 

おはようございます。今大会の審判長を務めます飯塚と申します。

今、拳士の皆さんは着座の合図で座りましたが、基本諸法通りに正しい姿勢で着座をされた拳士もいます。姿勢が傾いたり手が体から離れたりした人は修練で習っていても身に付いていない人は実践をして下さい。

大会も行を修めるための修練の場なのです。

日頃の修練での教えを日常生活の中で身に付けなければ「人づくりの行」にはなりません。

少林寺拳法の教えから離れて、勝敗や技の優劣のみを競うための大会であってはならないのです。

 

 

 

 

はい! 安座してください。

本日の大会は 2023年度少林寺拳法競技細則並びに長崎県大会要項に基づき実施します。

1,演武は審判員5名が技術度60点、表現度40点 合計100点で採点します。高い点数と低い点数を除き3名の総合点を表示します。

演武時間が規定時間より不足したりオーバした場合や、演武の構成数が6構成に足りなかったり7構成の場合などを含めて減点項目に当てはまる場合には総合点数からの減点になります。

自分の演武が終わってから少し遅れて表示されますから確認してください。

 

2,競技者が、事故のため演武を継続することが不可能、または危険とみなされる場合、安全 確認・安全確保を行い、演武を中止、競技危険とします。

 

3,運用法競技について著しくマナーの不良な拳士や冷静さを欠いた拳士は協議中であっても審判の判断で競技への参加を止めさせる。 (禁止技を2度行った場合には中止させる)

 

競技中に体調が悪くなったりした場合には速やかに近くにいる人に連絡をして正面に救急対応の担当者がいますので連絡下さい。

室内競技では熱中症が多発しますので水分補給もしっかり取ってください。

 

本日は、県内の所属拳士が一堂に集い、出場して技を競い合う中でお互いを理解しあい、他の拳士の演武が始まるとしっかり見て、学んでください。

他の競技者が演武を行っている時には、安座の指示の場合には腰骨をシャンと、肩や胸に力を入れないで、顎を引きましょう。 素晴らしい姿勢になります。

元気な体の元です。頭が澄んできます。

そして終わると敬意を持って拍手をしましょう。

 

この大会を通じて拳士の皆さんの今後の修練の向上につながることを期待しています。

終わります。

 

令和5年度長崎県少林寺拳法高校生選手権大会(インターハイ予選会)

       令和5年5月21日(日)

       会 場   川棚町柔剣道場

       競技種目  男子 単独演武 

             女子 単独演武

長崎県少林寺拳法高校生選手権大会(インターハイ予選会)が開催された

最優秀 男子 島原高校 宮崎映太郎   二段 二年生   (島原有明道院拳友会)                                最優秀 女子 鎮西学院 佐々木えり夏  初段 一年生   (島原城南道院拳友会)    

二人とも島原から参加した拳士が最優秀に輝いた。

 

                                

                                                   

演武終了後にインターハイに参加した出場者全員を対象に、飯塚指導員が競技の中で感じたことについて講習会を行った。

☆共通して、加点になりにくい動作                                                               

  • 二連突きの中段の位置が高い。 
  • 逆突きの時に後ろ膝が折れすぎている。 
  • 突き動作で左右の両足が開き過ぎている。
  • 払い受けや下受では手先から動かさずに、肘から動かして脇を締め受けのタイミングで手首を伸ばす。  

⑤ 気合は大声を出すのではなく、気迫、気勢、気力が一体となって「ア!」が基本で短く鋭く発する。

質問を受けると、「天地拳第五系の動作が不安定な感じです」というので一度行ってもらうと

12、34、56の動作で蹴った足が足底を付けているため廻し蹴り、足刀の動きを滑らかに行う時に不安定になる。 

アドバイスとしては、12の蹴上の足は前足底を軽くつけて、34の廻し蹴りを蹴るために、前足底を前鈎足に移しながら足底全体を着けて左廻し蹴りをする。 

同じ要領で最後まで行ってもらうと「安定しています」との声が聞かれた。   

長崎県連盟では毎月武専、県連研修会に中学、高校生の研修会を予定しているので参加してほしいと呼びかけている。