最新の記事 | 島原城南道院 | Page 6

最新の記事
Shorinji Kempo

2月度 入門式

2024年2月3日(土)午後8時から入門式を執り行いました。

司会進行は御厨文子拳士、入門者の中村新之助拳士は正面中央に位置する。導師献香 教典唱和 表百文奉読に続き、請願文は少年用の文章を手渡す。読み終えた後、一項目ずつ説明をして、「出来ますか」「はい」と返事をする。

入門者紹介では学校名、学年 好きな食べ物は「イクラ」と話し、そばで見ていた保護者も思わず笑顔。。

続いて導師法話では「12月に入門したのに2月入門式になってしまい申し訳なく思います。入門以来、7時からの修練時間にきちんと来て、作務から始まり丸ごと少林寺拳法を学び続けている事に本人はもちろん、保護者の方の意識の高さを感じます。

少林寺拳法は「漸々修学」と言って学んでいることが少しずつ進んでいく様子を表している言葉で、入門してから2か月が過ぎましたが、礼儀作法や言葉使いや態度が修行者としての心構えがよくできています。

拳の修行を積むほどに自分に自信が出来るようになり、堂々とした人生を歩むことが出来るようになります。

友達がいじめられていたり、困った人がいたらすぐ動いて助けてあげる。そうやってたくましい自分をつくりあげてほしいと願っています。」と励まされた。

演武は、ジャンケンで組み合わせを作り、一組一技を行い、最後は全員で天地拳第一系をおこないました。

   

 

募金総額42,357円 送金しました

2024年1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登半島で最大震度7の揺れを観測する地震が起きました。建物の倒壊や津波の被害が多く出ている事から、何かできる事はないかと考えすぐに募金箱を作成して1月6日(土)今年初めの修練日に道院へ募金箱を設置しました。

募金箱を設置するにあたり拳士へ被災地で多くの人たちが災害により体育館などに避難している状況などを話し、少しでもお役に立てるようにみんなで日頃のお小遣いや、生活の中から募金活動にご協力を下さいと話しました。

13日の道院新春法会でも犠牲者へ哀悼の意を込めて黙祷をした後も募金活動についてのお願いをして日々の修練日に拳士・保護者に協力していただき1月31日に締め切りました。 

   募金総額 42,357円 集まりました。尚、募金箱へ拳士会から1万円いただきました。

2月1日に金剛禅総本山少林寺 少林寺拳法グループ災害対策支援室へ送金しましたのでご報告いたします。  ご協力いただきました皆様にお礼申し上げます。

 

 

Vol.107 自他共楽による日本の底力づくり

合掌

オンラインマガジン2月に入りました。能登半島地震の発生から早1か月となります。お亡くなりになられた方々に対し謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様、避難生活を続けている皆様に心 私たちは常にいつ起こるかわからない地震等の自然災害の脅威にさらされており、これらの困難を目の当たりにすると、無力感を覚えることもあります。だからこそ、これらを乗り越えていくために、私たち人間は愛と力の両方を備え、力愛不二の行動力を養っていくことが必要なのです。ご自身の修練の積み重ねや金剛禅の教えによって得られたものを、日々の備えや自分自身や周りの人たちを守る行動にぜひ役立てて欲しいと願っています。 また、私たちは「自己確立」「自他共楽」の理想境への道を歩んでいます。年頭に掲げました「共楽」には、少林寺拳法グループ各法人が連携し合う「共楽」、拳士同士が互いに助け合い協力し合うことから生まれる「共楽」、さらには世界へと「共楽」の輪を広げることにより、争いのない平和な世の中を実現していこうという願いが込められています。
 そして、2月10日には、開祖宗道臣生誕の日があります。開祖が説かれた自他共楽の理想境建設に向けて、まずは一人ひとりが、自分ができる所からでも良いので「共楽」を行動に移していってください。自分のいる世界を変えたければ、まずは自分が変わるということが大原則です。自分が笑顔でいると相手の表情も穏やかになっていくように、自分の言動が変わることにより、聞こえてくる声もいつの間にか心地よく、心を癒す声に変わって聞こえてきます。
 このように自分が変わることで世界が変わるという経験の積み重ねにより、自己確立が自他共楽に直結するようになります。ぜひ、道院の中だけでなく、仕事や家庭で実践し、毎日を楽しく、笑顔溢れる人生にしていきましょう。
 今月も、日々の修行により社会に貢献できる自分づくりをして、日本に元気と活力を与え、どのような課題や困難も乗り越えていける底力をつけていきましょう。
合掌再拝

新春法会と懇親会

1月13日(土)御厨拳士(大拳士六段)の司会により、午後8時より新春法会を挙行しました。儀式の前に能登地方災害被害者へ哀悼の意を込めて黙祷を行いました。飯塚道院長が導師を務め献香、教典唱和に続き門信徒代表挨拶では酒井大拳士五段が「世界情勢を見るとウクライナやイスラエル地区でたくさんの罪のない人々が犠牲になっています。対照的にスポーツ界ではWBCでの日本代表選手の活躍と大谷選手の話題でたくさんの感動と勇気を与えていただいた年となりました。道院においても各門信徒の目標達成、そして高校生拳士の目覚ましい成長と飛躍の1年でした。宗道臣デーをはじめ各行事に保護者のご協力により心を一つにして取り組むことができました。開祖の志である平和で豊かな理想境実現へ向けてこれからも取り組んでまいります。道院が活性化するように自己修練を怠らず金剛禅の教えを社会で活かせるように邁進していきたいと思います」と挨拶をしました。

表彰式では長年保護者会長を務めていただいた佐々木会長へ感謝状と記念品の表彰盾を贈呈。

続けて精勤賞表彰 1年間の参座日数の9割以上の出席、6か月以上の皆勤月の拳士が対象

内田健斗拳士 内田久美拳士 立光弘拳士3名に精勤賞賞状と記念品の盾を贈呈

                

2024年度道院役職者の任命式 (敬称略)

副道院長 酒井仙次 道場長 御厨文子 助教 福島和哉 

少年部指導員 佐々木えり夏 佐々木純 

道院長年頭の挨拶では正月に能登半島地震災害に触れて多くの被害者が出ているが避難している人たちへの一刻も早く避難場所から仮設住宅だけでも設置してほいと願っています。避難している人たちが災害関連死を少しでも防ぐ処置を国や自治体には早急に対処してほしいと願っています。災害関連死者は想像を絶するような数字に上っているのです。災害発生の後、私たちに何が出来るのを考えてすぐに募金箱を作りました。修練始めのラインでお知らせして道院に設置しました。集められた募金は「少林寺拳法グループ災害対策本部」に送金して被災地の門信徒・会員で被害を受けた方々への復旧支援の活動、並びに、この度の震災にて被災された方々のために活用させていただきます。ご協力をお願いします。

避難場所で、中学生や小学生が自分たちで出来る事をやろうと、共同生活で助け合うためのイラストを描いたり、食事の手助けをしたりしていたニュースを見ましたが、主体的に動いてすごいなと感心しました。高校生が将来は消防士や、看護師になりたいと話していたのも印象的でした。

台湾政府は11日、能登半島地震を受けた義援金6千万円の目録を日本側に渡した。台湾政府は市民からの義援金を受け付けるための口座も開設しており、10日までに2億5千万台湾元(約11億7千万円)を超えたという。外交部(外務省)が発表した。東日本大震災の時にも250億円送金された。台湾は、地震や台風などの自然災害が多い国です。 台湾の人々は、このような自然災害の被害を受けた経験から、被災者の苦しみをよく理解しています。 そのため、能登半島地震で被災した人々の苦しみを共感し、助けたいという思いから、義援金を送ったと考えられます。

開祖が少林寺拳法を創始された動機と目的を伝え「中国で,敗戦後の1年間をソ連軍(今のロシア)の支配する中で生活をすることになり、生きるか、死ぬかの極限状態になった時に、「人々が自分だけが助かればいい」とか、一部の人は正義や道徳などを忘れ、自分本位のなりふり構わない行動をとったこと。。学歴がある人でも、身分の高い人でも関係ありませんでした。明日をも知れぬ悲惨な状況がその人間性を変えてしまったのです。しかし、同じ状況の中でも自分の欲望を抑えたり、自己を犠牲にしても他人のために役立とうとする人もいたのです。同じ状況であっても「人の質」によって行動ががらりと変わる。そのことを発見した開祖は、もし生きて日本に帰れたら、志のある青少年を集め、祖国復興に役立つ人間を多く育成しようと決心します。そして、これが少林寺拳法の創始につながっていくのです。

1947年10月25日 少林寺拳法創始の日です。敗戦だけでなく、現在でも能登半島地震で多くの「被災者がいるのにもかかわらず、窃盗や詐欺行為が多数行われている現状を見ると開祖が体験された同じような出来事が繰り返されている事に憤りを感じます。

開祖が目指したのは「人づくり」をすることで平和で住みやすい世の中を作ろうと本気で考えました。道院の修練を通して何事も人に頼らず、出来る事は自分で行うような習慣を身に付けましょう。先ずは、自分から挨拶をする。脱いだ履物を揃える。家族の一員として何か手伝いをする。今年は、少林寺拳法に入門したら良い方に変わったねと言われるようになってください。期待しています。と話された。

佐々木保護者会長あいさつでは、被災地区の子どもたちが積極的にお手伝いをしている姿や、日航機と海保機の事故では、乗客が客室乗務員と一緒になって冷静に対応したり、機長が最後に機内を確認してから脱出したことなど、日頃からの訓練の賜物だと言えます。努力は裏切らない。 修練も日頃から本気で取り組めばたいていのことは思っているようになるので努力してほしい。保護者会も全面的にバックアップしていくので昨年以上に修練していい年になるように頑張りましょう。と励まされた。

私の目標は、少年部から順次高校生以上一般と色紙を持って前で発表しました。

 

演武は、二人で技を7組が行い、最後に全員で団体演武を行った。

 

懇親会はぜんざい会食を今まで行っていたが、たこ焼きやホットケーキなどの要望が多かったことからテーブルを並べ、たこ焼き器を2台、ホットプレートを1台並べてそれぞれ自分たちで焼いて楽しそうに盛り上がりました。

     

 

道場外壁塗装のための足場が設置

2024年1月11日(木)昨年末にお願いしていた業者の人から今日から塗装準備に入りますと4日にご挨拶に来られた。昼過ぎに道場へ行くと足場を組んでいる最中だったので、奥の倉庫にテーブルを入れているので、「土曜日の修練日に新春法会の儀式があるので倉庫の横にある出来る口へテーブルを運べますか?」聞くと足場のパイプにカバー材を巻いて運べるように段取りします」と対応していただいた。来週には足場も外れきれいな外壁が見れるようになる。

道場床すき間修理

2024年1月10日(水曜日)修練後の作務は床のすき間にセメントを詰める作業。床のすき間が広がっている場所に養生テープを貼り、床用セメントチューブを流してヘラを使ってすき間をきれいに均して1日以上置いて、最初に貼った養生テープを剥がすときれいな床になる。修練時に床のすき間があると、キズが着き、素足に刺さったりするので道場の床はチェックが必要。昨年末の大掃除の時に全員でワックス掛けした時にも3、4カ所の修復を行ったので当分修復箇所は無いようだ。

  

演台を設置する

昨年末に注文していた演台が届いたので1月7日(日)夕方から組み立てを始める。説明書は A4用紙1枚、しかも日本語ではなく、パーツの図と、ネジの種類を書いているだけの説明。 仕上がり写真をイメージしながら分かる部位から組みたてる。試行錯誤しながら何とか1時間半には仕上がる。今まで使っていたテーブルは広くて使い勝手はいいけどテーブルが低いのでバランスが悪く、演台にする。仕上がって写真を撮るといい雰囲気になった。

2024年修練始め

1月6日(土)今年最初の修練日に能登地方地震の犠牲者への黙祷を行いました。道院内に募金箱を設置して、今,私たちに出来ることに取り組んで行きましょう。と話しました。少年部5級拳士と一般6級拳士に合格証者を授与して拍手でお祝いをしました。一般修練時間の9時半まで級拳士と有段者に分かれて昇段試験練習に取り組みました。  

 

年末最後の稽古と大掃除

12月23日(土)今年最後の修練と大掃除

午後7時から8時まで修練。全体基本を中学生純拳士初段が行い、その後8時まで昇級試験練習

 

初段受験練習、新入門少年部と3グループに分かれて行う。

大掃除は鏡の前に置いている柔法マットを先日倉庫の中を業者に依頼して綺麗になったのでスノコを買い、その上に積み上げる。

 棚や、エアコン、建物換気扇、台所やトイレも自主的に行い、道場の床板の隙間に床板用セメントのマスキングテープを貼ってから子どもたちはワックス掛け。

 笑顔で楽しみながら協力して綺麗に拭いている。

 サンドバッグも道場内のクローゼットに収納して、古くなった胴10個ほどは廃棄して納戸の棚もスッキリする。

 子どもたちは8時半に集合して解散。お菓子のプレゼントに大喜び。

最後は中学生以上の一般部で残りの床にワックス掛けをする。

 仕上がって全体を見ると道場の鏡は2面とも使え、サンドバックを隅に置いてないので道場内が久しぶりにスッキリして広く感じる。大掃除完了は9時。残りの時間は自主練習にすると10時前まで各々のテーマに取り組んでいた。最後に全員集合して今年1年の感謝を述べて解散する。

コーチング学習会 テーマ:良い出し

12月16日(土)

コーチング学習会2回目を行いました。

今回のテーマは「良い出し」

 

まず前回のおさらいを行いました。その後、人は欠けた部分に意識が向きやすい性質を持っていること、人は期待されると成果が高くなりやすいという心理学の紹介を行い、人の良いところに目を向けてみましょうと説明を行いました。

その後「ダメ出し」ではなく人の良いところを見つけて褒める「良い出し」の体験を行いました。

方法は2人組になって1人が「天地拳第一系」を行い、もう1人が見て良いところを3つ見つけて褒めるというもの。それをお互いに数ターン繰り返し、その後相手を変えて行いました。

最初は緊張した面持ちでお互いに向き合っていましたが、だんだん要領を得ていい良い出しができていました。

最後の感想では、「照れました」「何が良いのかしっかり知っておかないと褒められない」「嘘でしょと思っても褒められると自己肯定感が上がる」「親子でできてよかった」などの感想がでました。

「技を褒めるには技を知ること、人を褒めるには人を知ることが大切。目の前にいる人にまず関心を持ち、よく見て、話をしてみることで良いところも見れるようになる。意識して良いところを見ようとしていると芋づる式に良いところが見えるようになってくる。この場だけではなく、家に帰ったら家の人の良いところを探して声に出してください」と締めくくりました。

次回は1月です。