Category Archives: ブログ

令和5年度第1回県連研修会を行いました

令和5年4月9日(日)、大村市武道館において今年度第1回となる県連研修会を開催しました。今回のテーマは「中学校武道授業の採択に向けて」と題して、中学校武道授業に少林寺拳法採択校を目指して、国の方針や全国の状況、採択された県での取組み事例のほか、私たちに何ができるのか、武道授業のねらいとは何か、武道授業に採択されることでのメリットは何か、などを勉強しました。講師は2月に本部で開催された「第1回中学校武道授業推進 支援体制強化研修会」に参加した、今年度、中学校武道授業推進員を務める才津が行いました。

ポイントは、中学校武道授業は原則、柔道、剣道、相撲の3武道から選択するものとし、追加でその他の武道を行うことができる、という点で、すべてを少林寺拳法だけで実施することは今の学習指導要領では難しいという点で、そうした限られた時限の中で、中学生に何を伝えられるのか、その中で我々がすべきことは何かという部分です。

現在、数校にアポを取って接触したり、電話対応した状況を伝え、県のモデル事業も活用しながらできるところから進めていこうという研修となりました。

技術ではどうやったら2人1組で技を取り組むときにタイミングをうまく合わせられるかを、下受蹴を例に、みんなで技に取り組みながら考えました。また、武的要素はどういう部分に現れるのかを考えながら、今後の大会指導に生かせる取組みも行いました。

 

研修当日の資料抜粋

中学校武道授業の採択に向けて2




2023年の永年勤続表彰の授賞式を行いました

令和5年2月26日(日)、永年勤続表彰を受けた先生方へ授賞式を行いました。永年歩んでこられましたことに深く敬意を表します。これからますますのご健勝とご活躍を祈念申し上げます。

45年 飯盛スポーツ少年団 平古場 信一 先生
10年 長崎浦上スポーツ少年団 山本 明 先生
10年 佐世保天神道院拳友会 原 和久 先生
10年 大村三城道院拳友会 才津 行弘 先生

 

 




2022年12月(第3回)県連研修会を行いました

令和4年12月18日(日)、令和4年度3回目となる県連研修会を行いました。と言っても、この日はなんと年に1~2回しかない「雪」の予報。予報どおり朝から雪がチラホラ。そして高速道路も通行止め。そんな中、なんと研修会会場の大村市武道館が使えない・・・。すでに他団体が占拠しているではありませんか。どうも手違いで予約を入れてしまわれたようで、今さら「出て行って」とも言えず、武道館の駐車場にて雪が降る中、新たな会場探しをしたのでありました。幸い(?)なことに雪のため参加者が結果として9人となり、市内の公民館を借用することができました。

今回の研修会は、恒例の「錫杖講習会」です。と言っても年1回しかやっていないのでみんな基本からの復習です。講師には、五島から宮脇先生にお越しいただき、同じく五島の松本さんのお手伝いをいただきながらの講習会となりました。三鼎三法二十五系の易筋行体系の中に含まれる錫杖伝ですが、本部が正式に認める修練方法は示されていませんが、宮脇先生の教えは、「錫杖の演練を徒手に活かす」ことを第一の目的とされていることから、錫杖の修練だけが独り歩きするようなことはないことが最大の特徴で、県連としてもその目的に感銘を受け、毎年継続しているところです。少人数かつ午前中だけの講習会でしたが、とても中身の濃い時間となりました。このような悪天候にもかかわらずお越しいただきました宮脇先生にとても感謝しております。誠にありがとうございました。

 

 




第73回長崎県民体育大会 少林寺拳法競技を行いました

令和4年11月13日(日)諫早市西諌早ふれあい会館にて県民体育大会少林寺拳法競技を行いました。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染対策を講じながらの開催となりましたが、実行委員はじめ参加者各位のご協力のもと盛会のうちに滞りなく終えることができました。

本大会は、競い合う中で技術力向上を図るという趣旨より、各地で日頃から少林寺拳法を指導しながら自らの技術も高めている拳士一人一人が、演武を披露する中でたたえ合い、仲間意識を強化し、次なる年へ新たな挑戦をするという印象の大会です。県内市町対抗となる本大会の結果は以下のとおりでした。

これからも長崎県全体で青少年指導とともに、指導者含む拳士一人一人がいつまでも現役拳士として日々自己研鑽に努めることを期待します。

〇総合

第1位:大村市  第2位:長崎市  第3位:諫早市

〇種目別

  (1位) (2位) (3位)
<団体演武> 大村市 長崎市  
<組演武>
 四段以上の部 大村市 長崎市 佐世保市
 段外の部 諫早市    
 壮年Aの部 長崎市    
 壮年Bの部 大村市    
 親子の部 五島市 諫早市  
<単独演武>
 段外の部 五島市    
 有段の部 諫早市 大村市 長崎市
 壮年の部 長崎市 大村市  

壮年:Aは両者とも50歳以上、Bは両者とも60歳以上

親子は子の方が中学生以下で、孫でも可。




2022.10.9 全九州拳士交流会が行われました

10月9日、福岡県の宗像ユリックスホールにおいて、少林寺拳法九州連絡協議会主催で「少林寺拳法創始75周年記念全九州拳士交流会」が行われ、500名を超える九州各県の拳士、保護者、関係者が集まりました。長崎県連盟からも参加しました。

ここ2年余り、コロナ禍で思うような活動ができない中でしたが、なんとか交流を通して九州各県の仲間がこうやって明るく楽しく元気に頑張っているんだ、という行事をやりたいという思いで各県連の役員が若手幹部を巻き込んで構想を練り、1年余りの期間、準備を続けてきました。

九州連絡協議会会長である福岡県の藤田理事長の挨拶から始まりましたが、挨拶で「今回の交流会は九州各県の拳士が集い、世代や性別、地域を越えて交流を目的としたものであるため、技術練習や演武を通して交流するほか、練習をしながら時にはお話をしたり、スマホで記念写真を撮っていただいて大いに結構。一日楽しんでもらいたい」とあったとおり、参加拳士らは技術を通して楽しんでいる姿が見られ、うらやましくなる光景でした。

参加者は小学低学年から70歳代まで幅広いことから、あらかじめ提出された参加者リストから年齢を考慮してA、B、Cの3つのグループに大別し、さらに十数名ずつの班に分かれて技術修練を行いました。

午前中は指定された技を通して班ごとに修練、発表、意見交換を行いました。それぞれの班にはファシリテーター役の指導者が付いて進行していく形でした。技術のコツを確認したり、車座になって発表し、拍手する姿や意見交換をする姿がアリーナのあちらこちらで見られました。

午後からは班全員で団体演武の作成、練習、発表を行いました。Aグループでは人数合わせにファシリテーター役の先生が一緒に加わって演武する姿も見られました。Bグループでは大学生が高校生を指導しながら一緒に演武する姿や、女子大生の中に社会人女性拳士が入って、一生懸命スピードについていこうとする姿や若さ溢れる元気いっぱいの姿が見られました。Cグループではまだまだ動けるぞ、という声が聞こえてきそうな、普段は指導者である先生方から構成される団体演武を目にすることができました。どの班もはつらつと元気に楽しそうに取り組んでいました。

交流会の間、アリーナ後方ではガラスショーケースに陳列された各県から集まった、少林寺拳法の懐かしの物品が陳列され、お宝が披露されました。貴重な資料もたくさんあり、保護者もアリーナに降りてきてお宝を見学されたり、技術に取り組んでいる子供の姿を近くで撮影するなどしていました。

エンディングには九州8県から3品ずつご当地土産をプレゼントする抽選会が行われました。長崎県からは、カステラ、ちゃんぽん、お菓子、マファール(ヨリヨリ)のほか、西九州新幹線開通を祝って記念缶ビールやスプーン・フォーク、カットバンなどの物品を詰め合わせた各4,000円余りの詰め合わせを3袋準備させていただきました。佐賀県の若手がステージ上で元気に盛り上げながらの抽選会は大変楽しい時間でした。

2階観客席からの全体記念撮影のあと、全員で単独演武を行い、最後は沖縄県とっておきの「カチャーシー」をみんなで踊りながら楽しみました。一日を通して笑顔があふれる一日となりました。

今後も今回の行事を参考にまた魅力ある活動を行っていきたいと思います。そして長崎県も積極的にかかわっていきたいと思います。参加された皆様、ありがとうございました。

 

 




第42回少林寺拳法長崎県大会(2022)を開催しました!

令和4年6月26日(日)、諫早市小野体育館において第42回長崎県大会を開催しました。新型コロナウイルスの蔓延により、今大会は3年ぶりの開催となりました。会場には子供から大人まで約300名の拳士が集まり、日々の修練の成果を発揮しました。コロナ対策として、見学者は制限され、一世帯あたり1名の引率者のみ入場できることとし、入場口での健康チェックシートの提出と体温測定、手指消毒、マスク着用と黙食の徹底を行いました。来賓はお招きせず、大会会長代理として、県連副会長の油井俊晴先生にご臨席いただき、多良正光先生(長崎畝刈スポーツ少年団)を実行委員長、飯塚久雄先生(島原城南道院拳友会)を審判委員長として、盛大に開催しました。本大会のテーマは、「創進~あきらめない~」とし、その変化の第一歩として、審査集計システムに、全国大会でも使用されているタブレット端末とWifiによるDX化を図りました。参加した一人一人が一所懸命に取り組み、熱量を感じる、すばらしい大会となりました。皆様方のご協力に感謝申し上げます。




2022年6月度県連研修会

2022年6月12日(日)大村市武道館にて今年2回目の研修会を開催しました。今回は、2週間後の長崎県大会を前に、大会に向けた研修内容としました。

1.演武指導のあり方

 佐賀小城の松田輝昭先生をお招きして、演武指導のあり方についてご指導いただきました。松田先生は、まず第一に子供たちが何を目的として大会に参加するのか、目的を確認することから始めようと説明されました。そのうえで、日頃から体力づくりと気力づくりをしておく必要があるということで、インナーマッスルの鍛え方、ラダートレーニングのすすめ、ヌンチャクによる遊びながらのトレーニング、蹴り足を高く上げるための2人組での方法などをわかりやすく説明いただきました。その中で印象的だった内容を以下に記します。

・演武構成は、まず自分ができる得意な技からつくること

・何よりもまず「構え」が大切

・楽しませることで、理解する(わかる)→できる→もっとやりたいと思わせる、これが向上のカギ

2.県大会競技規定等について

 今大会の注意事項、大会の進め方等について周知をおこないました。

3.大会集計システム操作演習

 今大会から、全国大会で運用されている「大会自動集計システム」を導入することとなり、審判資格を持っている拳士は全員実機タブレットをもって採点実習を行いました。

全体をとおして、非常に今後のためになる、充実した研修会となりました。

     
 

 




令和4年度長崎県地域社会少林寺拳法指導者研修会

 

令和4年4月23日~24日、長崎県立武道館(佐世保市)において日本武道館主催の研修会を開催しました。

コロナ禍にあって、1日感染者500人前後の状況の中、健康状態の確認と感染対策を行いつつ、両日、約50名が汗をかきながら修練に励みました。

今回、派遣講師として、(一財)少林寺拳法連盟のほうから志村力先生(本部)と渡部晶彦先生(千葉流山道院所属)をお招きし、少林寺拳法の原点を見直し、参加した全員が「元気になる」ことをテーマに基本動作から剛法、柔法の技術修練、運用法修練をご指導いただきました。

共通の認識として、次のことを再認識できました。

 (1)演武は基本、法形、運用法(乱捕)の延長にあるもの

 (2)演武は修行法の一手段で、そこからフィードバックして新たな基本演練、技術修練につなげていくものである

 (3)修練をいかにケガしないよう楽しく行い、お互いのレベルを高めていけるかが重要である

 

参加者から以下のような声が聞かれました。

  ・久しぶりのこうした集合型研修ができてよかった

  ・学ぶことがいっぱいあって有意義な研修だった

  ・近年まれに見るすばらしい研修会だった

2日間、コロナ等の感染者はもちろん、けが人を出すことなく無事に終了することができました。学んだことを道場で技術の上でも意識の上でもアウトプットしながら、役立てていただきたいと思います。

 




2021年長崎県民体育大会を開催しました

令和3年(2021年)11月14日(日)、佐世保市立黒髪小学校体育館において、少林寺拳法競技を開催しました。コロナ禍により参加できた郡市は少ないものとなりましたが、昨年、実施できなかった本大会が開催できましたことは、非常にうれしい限りです。

大会会長である長崎県少林寺拳法連盟の湊会長から開会にあたってご挨拶を賜り、改めて少林寺拳法のすばらしさを再認識する内容でした。その後、鎮魂行のあと、佐世保市の浦谷拳士、本山拳士による模範演武、優勝杯の返還(諫早市)、宣誓後、種目ごとに競技を行いました。

少人数でのアットホームな雰囲気の中にも、一人一人の真剣な取り組みにより、会場には厳かな雰囲気が漂っていました。参加された皆様、誠にありがとうございました。

<成績> 1位 2位 3位
総合 大村市 佐世保市 諫早市
三段以上の部

安永・加々良(大村市)

浦谷・本山(佐世保市)  

壮年の部

黒崎・坂口(大村市)

前田・山下(長崎市)

 
親子の部 才津親子(大村市) 高橋親子(諫早市)  

 

湊会長挨拶

鎮魂行

宣誓

優勝杯返還

開会式

準備運動

理事長挨拶

審判打合せ

大会実行委員

選手控え

競技開始~

三段以上

三段以上

壮年

親子

親子

表彰

優勝杯授与




2021年少林寺拳法全国大会の選考会を開催しました

10月10日、日本武道館にて開催される全国大会について、長崎県選考会を令和3年7月25日(日)諫早市小野体育館にて行いました。

新型コロナウイルス感染対策として、各所属から1クラス1組しか出場できない限定的な選考会とし、入場者数も出場者数と同数までに制限し、2週間前までの健康チェック表と体温測定、手指消毒を義務付け、控え場所はアリーナ内のみとし、所属ごとの間隔を2メートル開け、開閉会式を行わず短時間のうちに終了することで感染対策を徹底しました。

参加された拳士は、日ごろの成果を発揮しようとみんな一生懸命で、会場にはエネルギーがみなぎっていました。一組演武を終わるごとに会場から「よかったよ」の拍手が自然と湧き、緊張感ある中にも温かい雰囲気が満ちていました。

おかげをもちまして、わずか2時間ですべての選考を終了することができ、それから2週間を経過する現在まで体調不良等の異常は見られておりません。実行委員長の多良を始め、関係者の皆様方、大変ありがとうございました。

入賞された皆さん、日本武道館での演武、頑張ってください!