令和5年度 長崎県地域社会指導者研修会

 令和5年10月28日~29日に佐世保市にある県立武道館において、国庫補助事業で日本武道館主催である地域社会少林寺拳法指導者研修会が開催されました。本県では5回目となる今回の研修会には、本部派遣講師として兵庫県から鈴鹿成正先生、東京都から勝田真也先生にお越しいただき、体の使い方や基本の大切さなどについて貴重なご指導をいただきました。鈴鹿先生からは体の大きな外国人や体のやわらかい人などその時々に応じた内容で、決して気が抜けないキレのある技をご指導いただきました。また、勝田先生は日本体育大学で長らくご指導されている経験から、体の慣らし方や使い方、掛け手の仕方などを細かく優しくご指導いただきました。

 また、地元講師として島原の飯塚久雄先生と御厨文子先生に日頃の指導におけるコーチングの活用について、ディスカッションや対面での実演を交えながら楽しく3コマの講座を行いました。今回は(一財)少林寺拳法連盟が認定するコーチング指導者がそろっていないことから、自由にコーチング指導をするという形ではなく、連盟本部から提供いただいた資料でコーチングのエッセンスを伝達するという形で実施しました。指導に必要なティーチングだけでなく、コーチングという引き出しを持っておくことで指導や助言、相談の幅が広がるとともに、どのような態度をとったほうがよりプレイヤーたる拳士のモチベーションやパフォーマンスが上がるかといったことを気づいていただける、非常に内容の濃い講座となりました。

 10月という行事続きの非常に忙しい時期ながらも、県内から50名ほどの拳士が集まり、活気ある空間が生まれていました。先生方のご指導に感謝申し上げます。




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