新春法会と懇親会

1月13日(土)御厨拳士(大拳士六段)の司会により、午後8時より新春法会を挙行しました。儀式の前に能登地方災害被害者へ哀悼の意を込めて黙祷を行いました。飯塚道院長が導師を務め献香、教典唱和に続き門信徒代表挨拶では酒井大拳士五段が「世界情勢を見るとウクライナやイスラエル地区でたくさんの罪のない人々が犠牲になっています。対照的にスポーツ界ではWBCでの日本代表選手の活躍と大谷選手の話題でたくさんの感動と勇気を与えていただいた年となりました。道院においても各門信徒の目標達成、そして高校生拳士の目覚ましい成長と飛躍の1年でした。宗道臣デーをはじめ各行事に保護者のご協力により心を一つにして取り組むことができました。開祖の志である平和で豊かな理想境実現へ向けてこれからも取り組んでまいります。道院が活性化するように自己修練を怠らず金剛禅の教えを社会で活かせるように邁進していきたいと思います」と挨拶をしました。

表彰式では長年保護者会長を務めていただいた佐々木会長へ感謝状と記念品の表彰盾を贈呈。

続けて精勤賞表彰 1年間の参座日数の9割以上の出席、6か月以上の皆勤月の拳士が対象

内田健斗拳士 内田久美拳士 立光弘拳士3名に精勤賞賞状と記念品の盾を贈呈

                

2024年度道院役職者の任命式 (敬称略)

副道院長 酒井仙次 道場長 御厨文子 助教 福島和哉 

少年部指導員 佐々木えり夏 佐々木純 

道院長年頭の挨拶では正月に能登半島地震災害に触れて多くの被害者が出ているが避難している人たちへの一刻も早く避難場所から仮設住宅だけでも設置してほいと願っています。避難している人たちが災害関連死を少しでも防ぐ処置を国や自治体には早急に対処してほしいと願っています。災害関連死者は想像を絶するような数字に上っているのです。災害発生の後、私たちに何が出来るのを考えてすぐに募金箱を作りました。修練始めのラインでお知らせして道院に設置しました。集められた募金は「少林寺拳法グループ災害対策本部」に送金して被災地の門信徒・会員で被害を受けた方々への復旧支援の活動、並びに、この度の震災にて被災された方々のために活用させていただきます。ご協力をお願いします。

避難場所で、中学生や小学生が自分たちで出来る事をやろうと、共同生活で助け合うためのイラストを描いたり、食事の手助けをしたりしていたニュースを見ましたが、主体的に動いてすごいなと感心しました。高校生が将来は消防士や、看護師になりたいと話していたのも印象的でした。

台湾政府は11日、能登半島地震を受けた義援金6千万円の目録を日本側に渡した。台湾政府は市民からの義援金を受け付けるための口座も開設しており、10日までに2億5千万台湾元(約11億7千万円)を超えたという。外交部(外務省)が発表した。東日本大震災の時にも250億円送金された。台湾は、地震や台風などの自然災害が多い国です。 台湾の人々は、このような自然災害の被害を受けた経験から、被災者の苦しみをよく理解しています。 そのため、能登半島地震で被災した人々の苦しみを共感し、助けたいという思いから、義援金を送ったと考えられます。

開祖が少林寺拳法を創始された動機と目的を伝え「中国で,敗戦後の1年間をソ連軍(今のロシア)の支配する中で生活をすることになり、生きるか、死ぬかの極限状態になった時に、「人々が自分だけが助かればいい」とか、一部の人は正義や道徳などを忘れ、自分本位のなりふり構わない行動をとったこと。。学歴がある人でも、身分の高い人でも関係ありませんでした。明日をも知れぬ悲惨な状況がその人間性を変えてしまったのです。しかし、同じ状況の中でも自分の欲望を抑えたり、自己を犠牲にしても他人のために役立とうとする人もいたのです。同じ状況であっても「人の質」によって行動ががらりと変わる。そのことを発見した開祖は、もし生きて日本に帰れたら、志のある青少年を集め、祖国復興に役立つ人間を多く育成しようと決心します。そして、これが少林寺拳法の創始につながっていくのです。

1947年10月25日 少林寺拳法創始の日です。敗戦だけでなく、現在でも能登半島地震で多くの「被災者がいるのにもかかわらず、窃盗や詐欺行為が多数行われている現状を見ると開祖が体験された同じような出来事が繰り返されている事に憤りを感じます。

開祖が目指したのは「人づくり」をすることで平和で住みやすい世の中を作ろうと本気で考えました。道院の修練を通して何事も人に頼らず、出来る事は自分で行うような習慣を身に付けましょう。先ずは、自分から挨拶をする。脱いだ履物を揃える。家族の一員として何か手伝いをする。今年は、少林寺拳法に入門したら良い方に変わったねと言われるようになってください。期待しています。と話された。

佐々木保護者会長あいさつでは、被災地区の子どもたちが積極的にお手伝いをしている姿や、日航機と海保機の事故では、乗客が客室乗務員と一緒になって冷静に対応したり、機長が最後に機内を確認してから脱出したことなど、日頃からの訓練の賜物だと言えます。努力は裏切らない。 修練も日頃から本気で取り組めばたいていのことは思っているようになるので努力してほしい。保護者会も全面的にバックアップしていくので昨年以上に修練していい年になるように頑張りましょう。と励まされた。

私の目標は、少年部から順次高校生以上一般と色紙を持って前で発表しました。

 

演武は、二人で技を7組が行い、最後に全員で団体演武を行った。

 

懇親会はぜんざい会食を今まで行っていたが、たこ焼きやホットケーキなどの要望が多かったことからテーブルを並べ、たこ焼き器を2台、ホットプレートを1台並べてそれぞれ自分たちで焼いて楽しそうに盛り上がりました。

     

 

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