5月11日(土)午後8時から開祖忌法要を行いました。この日に合わせて3月末に上五島へ転勤になった御厨拳士の要望でLINE動画にアクセスして当日参加できない拳士にも案内してはじめました。司会進行は福島和哉正拳士四段、少導師。導師は酒井仙次大拳士五段権中導師です。
教典唱和、表白文奉読、献香は高段者から順次行いました。導師法話では、
本日は師家・開祖宗道臣先生の命日である5月12日に開祖の遺徳を偲び、その偉業を称え感謝する行事です。開祖がなぜ少林寺拳法を創始し、金剛禅を開創なされたのか今一度確認しましょう。
開祖の「志」は少林寺拳法の創始の動機と目的に記されています。戦後の体験から生まれた「人づくり」への志。
リーダーの資質によって集団や社会の方向性を大きく変わるのであれば「真のリーダー育成」によって平和で豊かな社会を創ろうと思われました。私は生前の開祖のお姿をお目にかかることは叶いませんでしたが、開祖法話テープや開祖語録、また道院長のお話等でとても厳しい中に芯が強く暖かい方だったのだろうと想像しています。
開祖のお言葉に「金メッキで良い」ただし「簡単に剥げる金メッキでは駄目だぞ」とあります。自己修練を重ね簡単に剥げない金メッキは本当の「金」なのです。
開祖は時代に合わせ、またご自身の置かれた立場に応じて変化されて来られたとお聞きします。今現在世界情勢は本当に危機的状況にあります。このような時代だからこそ「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」という基本理念である金剛禅の教えが必要だと思います。
この開祖忌法要を機に縁で繋がった私たち門信徒一同改めて開祖の志を思い金剛禅の教えを身近な処から実践していきましょう。
奉納演武は高校2年生の佐々木えり夏、准拳士初段、少導師 インターハイ前の単独演武を気迫とスピードのある演武を披露していただいた。