5分間法話テーマ「そんか得か、人間のものさし うそかまことか仏様のものさし」

2024年2月28日 水曜日 鎮魂行の後、5分間法話

相田みつをさんの詩に「そんか得か、人間のものさし うそかまことか仏様のものさし」という言葉があります。

「ものさし」というのは基準になるものです。1年生の拳士に、ものさしってわかります?、わかるというようにうなずきます」私たちはそれぞれ一人ひとり違う自分のものさしを持っています。そのものさしを使っていろんな事を判断します。 しかし、そのものさしは自分にとってそれが損か得かという自己中心的な物差しだと相田さんはいいます。

損か得かで決め、あらゆるものを自分を中心にして決めているのが私たちです。相田みつをさんは仏様は、「うそ」か「まこと」か。仏さまは私たち人間とは違ったものさしを持っておられるというのです。

でも、仏様のものさしが「まこと」とはどういう意味でしょうか?中学三年生が手を挙げて「正しい」です。と答えました。そうです、正しいこと「真実」ということです。

真実というのは嘘や偽りでない本当のことという意味です。ある人に取ってはこうだけど、他の人にとっては違うものである。これは真実とはいえません。

真実というのは、いつでも、どこでもだれにとっても変わらないものでなければならないのです。仏さまは、ひっくり返ることのない、真実のものさしを持っておられるのです。

私たちも、自分に素直に嘘や偽りのない生き方をして真実のものさしを持ちましょう。

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