少林寺管長法話 Vol.97 誇りを持って一生懸命に取り組む

合掌
 4月、新しい年度の始まりです。
 マスクを外す場面も増え、社会全体が元の生活に戻りつつあることを実感いたします。また春のうららかな気候は、自然と私たちに希望をもたらしてくれます。
 さて、この春、新天地に身を置く方もいるかと思いますが、同じ場所であってもメンバー構成が変わるなど何かしら環境の変化があるのではないかと思います。しかし、私たちは世界のどこで生きようとも、自己確立、自他共楽の教えを役立てることができます。何か新しいことを始める場合、まずは自分自身の可能性を信じること、周囲に流されない強い意志を持ちましょう。初めは一人であっても凡事徹底して行うことで、周りからの信頼を得て、協力関係を築くことができ、より多くの人を幸せにすることができます。たとえうまくいかなくても、その原因を明らかにして、反省し、やり直すことで良い結果を生み出すことができます。

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