7月2日(日曜日)島原アーケード内のサンプラザ万町で宗道臣デーが開催され、拳士と一般の方約40人が参加し賑わいました。
宗道臣デーは少林寺拳法の創始者の想いを実践する活動で、今回は「身近な人の役に立つ」をメインテーマにみんなで内容を考えました。
小教区長馬場高嗣の開会あいさつで宗道臣デーが開幕。「発表の部」「体験の部」「セミナーの部」の三部構成で実施しました。
〇発表の部
演武、作文、護身術が発表されました。
演武発表では日頃の稽古の成果を披露しました。作文発表では少林寺拳法を通して自身が変化したことなどを3名が発表。護身術発表では子ども、女性、シルバーの3種類にわけて発表し、ユーモアのある解説に会場からは笑いも起こりとても和やかな雰囲気
「少林寺拳法を習って自分が変化した事」中学3年生 護身術発表 親子で参加
準備運動、キックミット体験、すぐできる護身術、坐禅会で盛り上がりました。
準備運動では制限時間内に少林寺拳法の挨拶を会場の何人とできるか競い身体と心をほぐしました。キックミット体験では初めてと思えないような突き蹴りをする方も多く皆さん笑顔で体験していました。すぐできる護身術では逃げることが最大の護身とした上で掴まれた時などの対応を学びました。坐禅会では丁寧な坐禅や呼吸の方法の話を聞き実際に坐禅を体験しました。
護身術体験 お互い初めての体験者も楽しく取り組まれています。
護身術の見本指導 相手に手をつかまれて引っ張られている時の守り方
長崎よかよか隊の講師の皆さまによる「知的障害・発達障害の世界を体験してみよう」の体験型セミナーがあり、伝えたいけど伝わらない・わかりたいけどわからない体験や「ちょっと」や「ちゃんと」を具体的に絵に描いてみる体験などを通して知的障害・発達障害やコミュニケーションの大切さについて学びました。
伝えたいけど伝わらない言葉、「ちょっとだけ」や、「ちゃんとして」を絵に描けない。 「リンゴ」や「ボール」は書けるし、イメージもできるのに「きちんとして」は相手に伝わらない。指導の時に同じような言葉を使っていないか?考えさせられた。
手に持っている用紙の四角の枠の中に抽象的な言葉を書けなくて、相手に伝わる優しさを学べるセミナーになりました。
最後に中島良平長崎有家道院長の閉会あいさつで盛況のうちに無事閉幕しました。
新型コロナウイルスの影響があり4年ぶりに集合型で開催でき、集まれる喜びを感じました。
参加者は子どもからお年寄りまで幅広く参加いただき、笑顔で体験している姿がとても印象的で、「楽しい少林寺体験と障害の理解がわかりやすく学べて参加して良かった。」「笑顔が溢れるステキな時間でした。」など嬉しい感想が聞けました。
今回は広報活動にも力を入れ、インスタライブの実施、島原市内各地にポスター掲示などを行ったお陰か、数人の方から問い合わせがあり、広報の効果も実感できました。
今後も人の役に立つ活動を継続して続けていきたいです。