インターハイ報告会 佐々木えり夏
インターハイに参加して笑顔で終れたので良かったと思います。自分が目指していた245点に1点足りなかったけど、内容的にいい演武が出来たので悔いがありません。
途中で秋篠宮様が来られ、女子組演武の時に見られてお付の方が競技の説明をされているのを見て、みんな緊張されているなと感じました。自分が競技を見て感動したのが女子団体演武の武雄高校の予選がすごくかっこよくて鳥肌が立ちました。
準決勝、決勝では予選ほどの演武が出来なかったようですが予選はほんとすごくて1位で通過していました。全体的に九州大会(熊本県)でも言われていましたが、男子よりも女子がキリッ!としてかっこよかったし、憧れだなと思ったし、来年もチャレンジして出場したいと思います。直さなければならない箇所もたくさんあったし、浦先生からもアドバイスを受けている部分を努力したいと思っています。これからもご指導どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
インターハイのお土産を道院のみなさんへたくさん持ってきていただき感謝です。
飯塚道院長からのコメント
長崎県のインターハイ予選、熊本県での九州大会、そして北海道でのインターハイ出場へと繋がったきっかけは、学校にも少林寺拳法クラブも無い、高校も4月に入学してすぐに先生へ「私は少林寺拳法でインターハイの出場をしたいんですけどいいでしょうか?」とダメで元々で(^.^)自分から尋ねたら「いいですよ。協力しますよ」と言っていただいた。そこから、今回のインターハイへのチャレンジが始まっているのです。
道場へ来た時に「先生インターハイへの出場を学校が許可してくれましたので出場します」というので、エー!と驚きでした。そこで考えたのが、期間が1か月ほどしかない中で、審判員が最も重視するのは技の正確度、動きのキレや冴えを細かい腰、股関節、膝が連動する動作を意識出来たら可能性がある。
そのためには、技の構成や残身など大枠の部分を弟が毎年最優秀に輝いていたので先ずは一緒に練習しながらタイムや動きで気づいた箇所を直してもらうように頼むとすぐに全体の出来が良くなった。 自分が本気になって素直に取り組んだら指導の言葉は染み込むように吸収していくものだと改めて実感した。 とにかく、修練に来るたび自分で変わって行った。
継続は力というが、小学生から修練を続け、ある段階で急に成長曲線が上昇する事が起きるが自分から挑戦した事で長崎県予選会で最優秀を獲得し、九州大会での体験、北海道での全国大会での同じ少林寺拳法を修練している高校生の姿を目の当たりにしたのは青春の多感な時期に素晴らしい経験がこれからの人生に大きな財産となることだろう。
いつも、感心するのは競技だけの世界だけに没頭するのではなく、教えや仲間や道院の雰囲気が自分を育てていると言う。
金剛禅が求めている「人づくり」の道を歩んでいる。