職場の先輩に誘われて、大村道院(現在は廃院)に見学に行ったのが始まりです。
当時の私は少し自分勝手で、少林寺拳法など全然興味はなかったのですが、見学中に喫煙場所で煙草を吸っていたら、当時の大村道院の道院長から、「ここは公共の場所なので、うち団体はここでは煙草は吸わないようにしている。煙草は吸わないでほしい」と注意をさました。
その時、自分の身勝手な考えとは何か違うなと感じ、大村道院に入門しました。
その後、少林寺拳法の魅力に取りつかれ、いつの間にか道院長になっておりました。
道院にやってくる拳士を見ていると、明るく挨拶をする子、いつもより少し元気がないように感じる子、その時その時で違います。
中には「行きたくないなー」と思いながらも頑張って来ている子もいます。
指導者として前に立つ以上は、一人一人が少しでも「技がうまくなった!」「来てよかった!」と感じられるように、どんな些細なことでも良かった点を本人に伝えるように意識しております。
道院に来たときは表情が冴えなかった拳士が、明るい声であいさつして帰る様子を見れたときは、指導者自身も嬉しくなり、励みになります
拳士の中には自分に自信がもてない子だけでなく、うまく学校に馴染めず毎日悶々としている子もいます。
道院としてはこんな拳士こそ日々の修練を通じて真剣に体を動かし、技ができたときの達成感、協力してくれる仲間の優しさを感じながら、体と心をリフレッシュさせ、「自分はこれでいいんだ!」と自己肯定感を高めてほしいと願ってます。
そのことが礼儀や思いやりの心を含めて将来社会人として周りから信頼され、自分の力を発揮できる力になると信じております。
拳士一人一人が前向きで元気になるように、今後も明るく真剣に、そして楽しく過ごせる道院でありたいと考えております。
特徴としては通常の修練だけでなく、家族も参加できる色々な行事にも力を入れており、拳士間はもとより家族間の連携強化も図っております。
≪春の集い・ボーリング大会・マテ貝堀・国際交流会・慰問活動・釣り大会・キャンプ・納涼祭・登山・餅つき大会など≫
【大村西道院道場訓】 2018年1月作成
・挨拶と返事は明るく元気に、感謝の心も伝えます。
・姿勢を正し、よく聴き、よく見て、正しく学びます。
・丈夫な体と、優しく・負けない心を養います。
・お互いが協力し、真剣に楽しく、継続して修練に励みます。
・道院の皆は家族、信頼できる人間関係をつくります。
私は大村西道院に所属して7年目になりますが、まだまだ未熟です。しかし、これまで修練や行事に参加することで、大きく成長できたと思います。
この7年間は私にとって色濃いものとなっています。
これまで私自身も努力しましたが、道院で共に修練してきた仲間やいつも手厚いサポートをして下さる先生方があったからこそ成り立っていることは間違いありません。
現在は2段ですが、私の目標は9段になることです。これから幾度も大きな壁が立ちふさがることでしょう。
これはうぬぼれでも、先生を甘く見ている訳でもありません。
これからも、この大村西道院の仲間達と共に頑張ります。(中2.A・Y)