27年に仕事の都合で広島から長崎に転居して旧長崎親和支部道場に転籍しました。
当時は、支部長が仕事の都合で忙しくしており、仲々練習にも毎回出席出来る状況ではなかったため、私が見兼ねて指導をするようになりました。そうして指導を手伝っているうちに拳士や保護者から慕われるようになり、支部長から強い交代の希望があり現在に至っています。
当時の道場では、鎮魂業を行っておらず、拳士は昇級希望もない状況で全体的にやる気を感じませんでした。
もっとみんながやる気を出して積極的に練習するような雰囲気に変えたかったです。
現在では、鎮魂業はもちろん、拳士はみんなやる気に溢れて練習に取り組んでいます。
指導者としての威厳は必要ですが、なんでも話しやすい雰囲気を常日頃か持つように心がけてコミュニケーションをとっています。
そして”難しいことを簡単に”をモットーにして指導をしています。もっと短い時間で指導し習得させることが大切であり、私の存在価値であると思っています。
また、難しいところはその人によって違うので、その人に合った適切な指導が出来るように常日頃から自分自身の修練を重ねておくことが大切だと思っています。
相手が理解できるまで粘り強く指導していきます。
質問があったら、その答え以上のものを返すようにしています。
道場全体はアットホームな雰囲気に包まれています。
少林寺拳法を通じて、拳士が自らの人生を生き生きと生きていけるような場所にしたいです。
世の中には日常生活を通じて楽しいこともありますが、嫌なこともあると思いいます。嫌な事があっても道場にくると問題が解決され、悩みが消え去っていくようなそんな学びのある場所にしたいです。
また、個人の生き方とは別に社会人として世の中で起こっている様々な問題について学び考えて行動できるような場所でありたいと思います。
拳士がお互いに学び合い、それぞれが自分のペースで成長していけるようなアットホームな雰囲気の道場を目指していきたいです。
少林寺拳法の道場は、怖いイメージがあるかもしれませんが、全くそんなことはありません。道院長も拳士もみんな紳士的で品格を持っています。言葉遣いも丁寧で態度も良いです。
この道院は、男性・女性に関わらず入門可能な道場です。新入門者にも懇切丁寧に指導しています。指導の在り方(言葉遣い・言動)には厳しく、パワハラやセクハラには細心の注意を払っています。
現在は、拳士数が少なく中学生以上から一般の拳士だけで練習しています。全員が有段者です。
練習中は皆さん、お互いが協力し合いながら、積極的に練習に励んでいます。
和気あいあいと練習している中にも常に技術に対しては真剣に取り組んでいます。
少林寺拳法との出会いは、一枚の貼ってあるポスターからでした。その頃は、精神的にも肉体的にも疲れていました。
でも一日目に門をたたいて自分の決断は間違ってなかった事でした。最初は、教えていただいても仲々思うようにいかずあせっていました。でも道場には休まず行き続けました。
お蔭様で有段者まで行き、65歳過ぎても頑張っていけそうです。
良い指導者と仲間に囲まれて幸福です。
これからも体と相談しつつ続けていきたいと思います。