弐段を取って初めての指導者講習会に参加しました、宗道臣先生より、講話を頂き、宿舎に帰り全員これからの目標を発表する事に成り、その時は真剣だったと思いますが、道院長に成って、少林寺拳法を広めたいと云う気持ちで、いつかは道院長に成りたいですと、発信しました。
色々な都合で、地元に帰り弐段の時(当時27才)会場を確保しましたけど、本部より未だ駄目ですと云われ、それから13年後に仮認証を頂きました。
教え、技術、伝統、大切な部分は残して行きますが、新しく変わって行く事も大切です。
技術は、基本が出来、応用出来る様に成りますので、「守破離」「技術略」等、文字通り理解出来る様、技の修練時にも、「当身の五要素、「修行の心得」等、引き出し、技のどこの部分に当たるか理解させる。
「文字通り」と云う言葉を大切に指導しています。
宗道臣先生が伝えて来られた釈尊、達磨の教えに沿って、何事にも負けない。逃げない。
努力をして、いつも少しの余裕が出来る様、格を上げる精進をさせ、自からが、格が上がった事を感じさせられ、強く成ってもらい、周囲には優しく成れる様な人間を1人でも多く育てる事です。
「強い人しか、優しくしてあげれないから」
松浦北松福島道院では、幼年、少年、一般と年代を通して、組手主体を基本と位置付けており、創如者が伝えられた事を、少しでも多く伝え、拳士と成る者には、教え、技術を理解させ、さらに、日常生活に於いて、安心感、ゆとりある生活を送れる、ヒントを与えております。
事業は、長崎県連、教区と連携をして行い、地元の松浦市生涯スポーツ課とも連絡を取りながら活動紹介などを行っています。
道院に入門者が有るときは入門式を、年始には武道始め式を、年末には納会を行うなど各家族の皆さんと親睦を深めております。
私は4さいで少林寺拳法に出会い、5年間続いています。
体が小さく、人前に立つと緊張して自分を表現することが出来ませんでしたが、道院長の優しい言葉と厳しい指導、また一人ひとりに丁寧な指導をして頂いたおかげで体も丈夫になり、病気一つしなくなりました。
また自分に自信がつき、人前に立つことが楽しくなり、学校の授業でも発表することが増えました。
これは鎮魂行や大きな声を出して練習したり、型の基本を何回も繰り返すことで精神的にも成長した結果だと思います。
拳士は少なく、会場もせまいですが、道院長の元拳士みんなと修練することが楽しいです。道院長のもとで指導が受けられて良かったと思います。